完璧でなくていい
拙い表現でも問題なし

 3つ目の理由は、融資担当者に「そもそも、この人はほんとうに起業する予定があるのだろうか?」と疑われる可能性があることです。

 私も融資担当者のときに、「どこかで見たような事業計画書だ」とか「内容が出来すぎているのではないか」と感じた場合は、必ず疑ったものです。なんとしても起業したいという「熱意」や「覚悟」が感じられないからです。

 何万人もの融資申込者の中には、起業するつもりなどなく「融資だけを受けて逃げよう」という人がゼロではありません。起業家が事業計画書の内容を明確に説明できなければ、疑いの眼で見られることがありうるのです。

 このように、人マネ事業計画書を提出してしまうと、信用してもらえない可能性があります。だから事業計画書は、オリジナリティを出すことを心がける必要があります。

 オリジナリティを出すのは、それほど難しいことではありません。何かをマネしようとするのではなく、自分自身の考えや計画を記入する姿勢があれば十分です。

 融資担当者との面談で、事業計画書に書いたことについて自信を持って説明できるように、自分で考えた内容を盛り込めばいいのです。完璧につくり上げようとする必要はなく、多少表現が稚拙でもかまいません

 ただし、融資を受けるための事業計画書は、見る人が理解できないと問題です。できるだけ客観的に見て、わかりやすい表現をすることも心がけてください。