呼吸は「心のコントロール装置」である

浅い呼吸がおよぼす体への悪影響

浅く、早い呼吸は、心身ともにマイナスの影響を及ぼす。

呼吸が浅いと血管は収縮して血行不良になり、全身が酸欠に近い状態になってしまう。内臓の働きも低下し、体は重たく感じるだろう。

脳にも十分なエネルギーが行き渡らない。脳は酸素の25％を消費し、酸欠に弱い器官だ。呼吸が浅くなって酸素を脳に送れなくなると、幸せの脳内物質と言われている「セロトニン」も不足してしまう。

脳が酸欠になると、心の働きにも悪影響だ。イライラしやすくなったり、不安感を覚えたりして、思考もネガティブになりやすい。

メンタルが不調のときに薬に頼る人もいるだろうが、その前にまずは「呼吸」を変えてみることをオススメする。呼吸はメンタルのコントロール装置だからだ。

ストレスがたまったときは、まず深呼吸だ。

深くゆっくりとした呼吸で酸素を多く脳に送ると、セロトニンは増える。薬と違って副作用はゼロ。ぜひ呼吸を意識する習慣をつけ、メンタルが不調のときは呼吸を変えてみてほしい。

『外資系エリートがすでに始めているヨガの習慣』に込めた思い
—竹下雄真からのメッセージ

はじめまして。竹下雄真ともうします。私は東京の広尾でヨガスタジオを経営しています。このスタジオには、外資系のビジネスマン、経営者、元総理経験者、プロのアスリートなど、それこそ「一流」と呼ばれる男性たちにお越しいただいています。

これまで「ヨガ」というと「女性のもの」「美容のため」「体がやわらかい人のもの」というのが相場でした。しかし、ヨガは4000年以上も昔から人類が続けてきた、心と体を整えるための「最強のエクササイズ」なのです。

にもかかわらず、日本ではなぜかほとんど女性しかやっていない。本当はとても効果のある、エクササイズにも関わらず、男性は敬遠して実践していないのが実情です。

私はそんな現状を打破したいと考えました。もっと男性、特に働く男性にヨガを実践していただき、心と体を整えてほしいと考えたのです。

先行きが不透明な時代です。職場のストレスは日に日に増しています。ＩＴが発達して、座ってパソコンやスマホの画面とにらめっこする毎日を過ごしている人も増えています。そして、その多くが体調不良、もしくはメンタルの不調を訴えています。

ヨガはそういった人びとにとても効果的です。ぜひこれを機会にヨガを始めてみてください。本書では何から始めていいかわからない人のために「朝1分でできるこれだけヨガ」も紹介しています。

『外資系エリートがすでに始めているヨガの習慣』――書店さんなどでお見かけの際は、ぜひお手に取ってみてください。

【竹下雄真氏初の著書】

『外資系エリートが
すでに始めているヨガの習慣』

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「女性がやるものでしょ？」
「体がカタいからムリ！」という人に贈る
「いちばんわかりやすいヨガ入門」誕生。

始めた人から絶好調！
【各分野から推薦の声】

☆高城剛氏
「情報社会の『概念の海』に溺れるな！
マッスルボディとナチュラル思考の交差点。
21世紀のヨガは、そこに立つ。」

☆メンタリストDaiGo氏
「ヨガが脳のポテンシャルを目覚めさせることが
最新の心理学でも証明されました。
スキマ時間でできるヨガも紹介されていて
初心者にオススメの1冊です！」

【もくじ】
はじめになぜヨガがビジネスマンの「最強の武器」なのか？
LESSON1 あなたは「ヨガ」を誤解している
LESSON2 15分でざっくり理解する「ヨガ」の基本
LESSON3 人生を180度変える最強エクササイズ
LESSON4 ヨガがビジネスパーソンに有効なこれだけの理由
LESSON5 姿勢を正して深呼吸するだけで幸せになれる
LESSON6 毎朝5分のヨガで1日が劇的に輝き始める
おわりに生き方をシンプルにして、日常を輝かせよ