会計の考え方を家計に応用!
「給与」は売上高、「家計簿」は損益計算書

朝倉 会計の考え方を家計に応用するのもお勧めです。たとえば会計でいえば家計簿は「損益計算書」ですよね。給与が「売上高」とすれば、さまざまな費用を支出して残った分は「純利益」ということになりますが、会計を学んだ方なら「損益計算書(PL)だけでなく貸借対照表(BS)もチェックしなければ、家計の健全性は判断できない」ということに気付くでしょう。

 つまり、「給与の支給額」や「今月はいくら余ったか」といったことだけ見ていても、家計の状態を把握することはできないんです。家計をしっかり管理するには、やはり「貸借対照表」も作ってみることが必要だと思います。これも是非、夫婦で取り組んでみるとよいのではないでしょうか。

第3回へ続く