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企業業績が上向く10月までは高配当と自社株買い銘柄に投資

居林 通(UBS証券ウェルス・マネジメント本部ジャパンエクイティリサーチヘッド)
2016年5月30日
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 2016年3月期の決算が出そろい、17年3月期の業績の行方が焦点になりつつある。しかし、今期は近年まれに見る予想の難しい年になるだろう。それには幾つか業績が上下にぶれる理由がある。

 第一に、16年3月期決算に多くの一時的損失が含まれていることだ。この原稿を書いている時点では、16年3月期に、商社や素材関係の企業が素材価格の下落の影響で在庫の評価損や海外鉱山などの減損を計上した。

 TOPIX(東証株価指数)500の対象企業で推定計3兆円強の一時的損失が出たのではないかとみている。しかし、足元の素材価格の底打ちを見ていると、同じような損失は17年3月期には生じず、逆に前期比の業績を10%程度押し上げる要因になると予想する。

 第二に、円高の影響。ドル円をはじめとする為替レートの営業利益に対する影響は、会社側がコメントしているものや推定値を足し上げてゆくと、TOPIX500ベースで、1%の円高がおおむね0.5%程度の営業利益の減少につながるというのがわれわれの予測値である。

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