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ビジネスにいちばん使える会計の話
【第6回】 2016年6月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
安本隆晴

「資金繰り予定表」で
資金繰りの不安を解消する!

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会計の勘所を押さえているかどうかでビジネスの成果は大きく変わります。では、経理や財務に携わらない私たちが会計思考を身につけるには何を学ぶべきか。ユニクロの成長を25年間支えてきた会計の超プロ・安本隆晴氏が、最新刊『新入社員から社長まで ビジネスにいちばん使える会計の本』の内容をもとにやさしく教えます。

お金の「前始末」をしよう!

 ビジネスの基本に「PDCAを回す」という行為があります。

 計画(Plan)して、実行(Do)して、計画値と実績値の差を検証(Check)して、改善しながら行動(Action)することの大切さを伝えています。計画を立てずに実行しても、ビジネスでは思わぬことが起こってうまく進みません。

 計画を立てるときにはいろいろな想定をします。こんなことがあったらこうする、あんなことが起きたらこう手当てする、といったことをたくさん考え、書きだします。実際の会社の活動では、そのつどお金が動きます。

 失敗したあとには「後始末」をしますが、これには相当な時間とお金がかかります。それよりも、失敗しないように計画を立てて十分に準備することが大事です。これをユニクロでは「前始末」と呼びますが、前始末には後始末ほど時間もお金もかかりません。そして、お金の前始末が、翌月以降のCF(キャッシュフロー)の予測(計画)を立てるということです

 今後のCFの動きを予想して「予定キャッシュフロー計算書」を作ってもよいかもしれませんが、キャッシュフロー計算書はBSの科目を抜きだして作るので、1年単位がふつうです。1年単位ではなく月単位でお金の動きを予測して、不足しそうなら銀行から借り入れる、ムダな支出をやめる、仕入れを減らすなど、実際の行動に移さなければなりません。そのためには、毎月末に翌月以降の現金の出入りを予測して作る「資金繰り予定表」がいちばん適しています。

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ビジネスで成功する人は自分なりの「会計思考」ができていて、会計の勘所を身につけています。経理や財務などに携わらなければ、会計学と直接つながりがない会計思考だけで十分なのです。この連載では、ユニクロ、アスクルなどの成長を支え続けてきた安本氏が、新入社員から社長まで、ビジネスの成果を高めるために知っておきたい会計の勘所をやさしく教えます。
 

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