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2016年6月27日

NYダウの歴史を覗いてみよう遡ること120年、指数が始まった当初は
30銘柄ではなく、12銘柄だった!

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海外の株式市場の動向を表す株価指数の中で、最もなじみが深い「NYダウ」。毎日のニュースでドル/円相場などと一緒に報道されているので、投資に興味がない人でも名前だけは知っているはず。ところが「NYダウってどんな指数?」と聞かれると、きちんと説明できる人は、そう多くないだろう。そこで、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス日本オフィスを統括する牧野義之さんに、NYダウについて聞いた。

NYダウは1896年にスタート!
当時は12銘柄だった?

 2016年5月25日の夜、アメリカ・ニューヨーク市のエンパイア・ステート・ビルディングが緑色と赤色でライトアップされた。26日に「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」が算出開始から120周年を迎えることから、指数プロバイダーのS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&PDJI)が仕掛けたイベントだ。

2016年5月25日NYで、120周年を祝うセレモニーが行なわれた。

 緑色と赤色の意味は市場の上昇と下落を表し、ビルの先端部分は、今後の株式市場の上昇を期待して緑色にライトアップされた。この120年の歴史を持つ「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」こそがNYダウであり、「ダウ平均」「ダウ工業株30種」とも呼ばれている株価指数なのだ。

 ダウ工業株30種の名称通り、NYダウはニューヨーク証券取引所(NYSE)上場企業およびNASDAQ上場企業の30銘柄で構成されている。当初から採用されているGEをはじめ日本でもなじみの深いアメリカン・エキスプレス、ボーイング、IBM、コカ・コーラ 、マクドナルド、マイクロソフトなどがある。

 しかし、120年前から30銘柄だったわけではなく、「NYダウは1896年5月26日、12銘柄で始まりました」と、S&P DJIの牧野さんが教えてくれた。

 「12銘柄に絞ったのではなく、当時は12銘柄しかなかったのです」。それが1916年に20種となり、28年に30種となってからは数に変更はない。

銘柄選定プロセスは非公開
NYダウの採用銘柄は誰が決めているの?

 では誰が採用銘柄を決めているのだろう。

 当初はウォールストリートジャーナルの編集者が行なっていたが、現在ではS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスから3名、ウォールストリートジャーナル社から2名の合計5名で構成される指数委員会(デビッド・ブリッツァー委員長)で決めている。

 厳格な情報管理が行なわれていて、銘柄選定プロセスは一切公表されていない。

 

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