レバレッジ効果大
不動産投資

 不動産への投資のうち、比較的気軽に実践できるのが、東証に上場していて株式と同じ感覚で売買できるJ-REIT(不動産投資信託)だ。だが、藤川氏は語る。

※賃料(左軸):東京カンテイ、1都3県賃貸物件、坪当たりの平均賃料、地価(右軸):国土交通省都道府県地価調査、東京都圏・住宅地価を基に1997年を100として作成

「J-REITで得られる利回りはせいぜい10%弱。しかし、ローンを組んで実際に不動産物件を購入し、レバレッジをきかせたかたちで賃料収入を得るようにすれば、20~30%の利回りが達成可能です」

 実際にその場で投じるのは頭金のみで、その何倍もの値段が付いた物件と賃料収入が得られる。つまり、レバレッジ(テコの原理)をきかせた効率運用を果たせるのだ。

チャンス到来か?
FX

 足元の超円高は、FXにおいて千載一遇のチャンスなのかもしれない。

「世界的に金融緩和が進められ、金利は十分下がっています。いずれ景気回復とともに引き上げに転じるでしょうが、デフレに苦しむ日本は後手に回るはず」(藤川氏)

 日本だけが超低金利のまま取り残されれば、円が売られて円安が進む可能性が考えられるわけだ。そしてなにより、「FXはレバレッジ投資の代表格」(藤川氏)で、うまくいけば20~30%のリターン達成はたやすい。なお、FXには取引所取引と相対取引がある。それぞれの利点を生かして活用するといい。

※「週刊ダイヤモンド」9月25日号も併せてご参照ください。
※この特集の情報は2010年9月21日現在のものです。