コミカレ入学時には、
高い英語力は必要ない!

「トップ大学に入るなんて、非常に高い英語力が必要だろう」そう思われるかもしれません。しかし、編入でトップ大学に入るのに、バイリンガルである必要はありません。

なぜなら、トップ大学に入るのに必要なのは、「短大で良い成績を取る力」であり、「英語力」ではないからです。笑い話のようですが、英語力はさっぱりなのに、トップ大学に進学した生徒というのもいるのです。

短大入学に求められる英語力というのは、それほど高くありません。ですから、英語に関しても心配する必要はないのです。10代、20代の学生が本気でやれば、短大入学に必要な英語力は3ヵ月ほどで身につきます。現時点で英語が得意でなくてもかまわないのです。

また短大には付属の語学学校もあります。学校の成績などで英語力が不足しているのであれば、系列の語学学校で授業を受けさえすれば、試験不要で短大へ入学できます。

世界トップ大学への編入に必要なのは、次の2点です。

1 トップ大学編入へのルートがある、「優良短大」を選ぶこと
2 短大で好成績を維持すること

英語力がないのに、短大で好成績を維持するなんて難しいのではないか、と心配されるかもしれません。でも、大丈夫です。本書では、「優良短大の探し方」はもちろんのこと、英語が苦手な人でも好成績を維持するための戦略や裏技を余すことなくお伝えしています。

例えば、体育は単に全部出席すればAが取れます。運動の上手下手は一切関係ありません。要は間違った授業の選び方をしなければいいだけです。

引きこもりから、アメリカのトップ大学へ

前述したように、私自身が偏差値39からトップ大学へ進学した経験を元に、今まで500人以上の学生たちをトップ大学へ合格させてきました。

その中の半数は進学校出身の学生でしたが、残りは偏差値50以下の高校へ通う学生が多くを占めていました。特に印象深かったのは、引きこもりの状態からの世界5位の大学、MIT(マサチューセッツ工科大学)へ進学を果たした生徒です。

「先生のおかげで、人生一発逆転できた!」と喜びの声が届いたときは、とても感動しました。

中高一貫校に行けなくても、希望の高校に落ちてしまってもいいのです。12歳や15歳の年齢で、その後の進路を諦めるのは早すぎます。大切なのは最終学歴です。

最終的に「トップ大学卒」のキャリアを手に入れれば、就職活動で優位に立てます。逆に良い中学、高校に入れたとしても、その後の最終学歴がパッとしなければ、今までの苦労や費やしてきた教育費のリターンはあまり高くは見込めないといえるのではないでしょうか。