経営×総務
社内報は経営の戦略ツールと考えよ

 社内報については、いろいろな捉え方がある。

・「社内報は経営の戦略的ツール」である
・「社内報はタテ・ヨコ・ナナメのコミュニケーション・ツール」である
・「社内報は会社の中枢神経」である

 そもそも、社内報とは? 社内報とはどのようなものなのか、どうあるべきなのか? どうすると、社内報の効果を高めることができるのか?

 いくつか、考えるポイントがある。 まずは、社内報をどこまで遡って考えていくか。 つまり、次元をあげて考えていくということ。社内報、社内広報、社内コミュニケーション、そのように、上位概念にさかのぼり、そこから考えていくことである。

 次に、トータルで考えること。

 次元をあげることにも繋がるが、 社内コミュニケーションの全てのツール、メディアの中での位置づけ、役割を考えていくこと。 社内コミュニケーション・ツール、全てのツールの中での、優位性を把握する。 逆にその限界も把握することがポイントである。コンテンツの内容と、ターゲットとなる読者、それぞれに適したツールの選択も必要である。

 そして、最後に「働く人」という視点。 人の積み上げが組織となり、その集合体が企業となる。 その最少単位である「人」。 その「人」をどのように捉えるか、これが最も大切なポイントである。

 画一的に捕らえるのではなく、それぞれ異なった価値観を持ち、関心・興味の対象も違うということ。グローバル化の進展により、異なった文化の中で育ってきた個々人であること。誰ひとりとして同じ従業員はいないという事実をしっかりと把握することである。

 このように、社内報ありきで考えるのではなく、 上記に挙げたような視点から考え始めていくことが大切である。

 本コラムでは、さまざまな視点から社内報を考えていくこととする。さらに詳しく、社内報、社内コミュニケーションについて知りたい場合、下記をご参照ください。


■All About 社内コミュニケーション コーナー
http://allabout.co.jp/gm/gp/1600/library/

(月刊総務オンライン 2016年2月18日掲載)

【過去のコラム】(月刊総務オンライン)
社内報の捉え方(2016年5月27日)
社内報のリニューアル(10)(2016年5月13日)
社内報のリニューアル(9)(2016年4月12日)
社内報のリニューアル(8)(2016年3月14日)
社内報のリニューアル(7)(2016年2月18日)

 

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豊田健一 [『月刊総務』編集長]

【経歴】早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社リクルート、株式会社魚力で総務課長などを経験後、ウィズワークス株式会社入社。現在、日本で唯一の管理部門向け専門誌『月刊総務』の取締役、事業部長兼編集長。一般社団法人ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアムの理事や、総務育成大学校の主席講師、All Aboutの「総務人事、社内コミュニケーション・ガイド」も務める。著書に『マンガでやさしくわかる総務の仕事』(日本能率協会マネジメントセンター刊)『経営を強くする戦略総務』(同)など。

 


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