株式レポート
7月4日 13時37分
バックナンバー 著者・コラム紹介
マネックス証券

上海株 底堅い展開か 外貨準備高などの主要経済指標に注目 - 中国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント

先週の中国株式市場
―上海株 大幅反発 中国人民銀行による連日の資金供給が好感―

<先週の概況>

先週の中国株式市場は大幅に上昇しました。上海総合指数が週間で2.7%の大幅反発となったほか、ハンセン指数は2.6%高と大幅に続伸しました。

先週の上海総合指数は中国人民銀行による連日の資金供給などから買いが先行し節目の2,900ポイントを回復し3日続伸しました。その後は利益確定売りから上値が抑えられたものの、週間で2.7%高で取引を終えています。

中国株式市場バリュエーション

業種別リターン

香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング

<上昇>

外資系証券が目標価格を引き上げた石炭のシェンホアエネルギー(中国神華能源・01088)が週間で7%近く上昇しました。また、投資家心理の改善から小売りのベレインターナショナル (百麗国際・01880)や食品大手のティンイー (康師傅・00322)も揃って約8%値上がりしています。原油価格の上昇を受けてシノペック (中国石油化工・00386)といったエネルギー関連株も堅調に推移しました。さらに、通信大手のチャイナモバイル (中国移動・00941)も大きく買われました。同社は第4世代(4G)の設備投資を加速させ、4G携帯電話の加入者数が年末に5億件になるとの目標を示したことが材料視されました。

<下落>

英国のEU離脱決定により英国事業の比率が高い複合企業のCKHホールディング (長和・00001)が週間で3%近く下落しました。また、原油高によるコスト増に繋がるとの見方からキャセイパシフィック (キャセイ航空・00293)も2%超の下げとなりました。さらに、英国のEU離脱による悪影響への懸念がやや和らいだことから、先週に大きく下落していた英国に本拠地を置く大手銀行のエイチエスビーシー (HSBC・00005)は買い戻されるとほぼ横ばいとなっています。

先週発表された主な経済指標

7月1日 中国製造業PMI 6月 50.0 市場予想 50.0 前月 50.1

6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.0と市場予想の50.0と一致し、前月から小幅に悪化しました。内訳をみると、生産(52.3→52.5)が小幅に改善しましたが、新規受注(50.7→50.5)や雇用(48.2→47.9)、在庫(47.6→47)などが僅かな悪化がみられました。

7月1日 財新(Caixin)中国製造業PMI 6月 48.6 市場予想 49.2 前月 49.2

6月の財新中国製造業PMIが48.6と市場予想に届かず、前月を下回って小幅に悪化しました。

今後発表される主な経済指標

7月7日 中国外貨準備高 6月 市場予想 31650億ドル 前月 31917億ドル

6月末の外貨準備高は3兆1650億ドルと前月から小幅に減少すると予想されています。

7月10日 消費者物価指数(CPI、前年比) 6月 市場予想 +1.9%、前回 +2.0%

一部食料関連価格が伸び悩みから、6月のCPIは前年比+1.9%の増加と前月からやや低下すると予想されています。

7月10日 生産者物価(PPI、前年比) 6月 市場予想 -2.4%、前回 -2.8%

鉄鉱石をはじめとした原材料価格が大幅に上昇したこともあり、6月のPPI は前年比-2.4%と減少幅が前月から縮小すると見込まれています。

マーケットビュー
―上海株 底堅い展開か 外貨準備高などの主要経済指標に注目―

先週の上海総合指数は大幅に反発しました。上海総合指数は5月の工業企業利益がプラスを維持したことや、中国人民銀行がオペで4カ月ぶりの大きさとなる資金を供給したことなどを受けて買いが先行すると、追加の金融緩和策への期待もあって6月28日には節目の2,900ポイントを回復しました。29日も連日の元安が一服したことから上昇し3日続伸となった上海総合指数は、その後小動きとなったことから結局、週間で2.7%上昇して取引を終えています。

先週のハンセン指数は大幅に続伸しました。英国のEU離脱決定の余波で売りが先行したハンセン指数ですが、欧米市場の回復や堅調な本土市場を受けて29日に大幅に反発すると、30日も大きく上昇しました。その結果ハンセン指数は週間で2.6%高となっています。

今週の上海総合指数は中国の製造業PMIの悪化などから中国人民銀行が緩和的な姿勢を維持するとみられることから底堅い展開となりそうです。こうしたなかで注目を集めそうなのが、敵対的買収に対し新たな資本政策を検討するためや株主利益を守ることなどを理由に半年以上取引を停止していた中国不動産最大手のチャイナバンカ(万科企業・02202)の取引再開です。4日に取引を再開しますが、敵対的買収に対し有効な対抗手段を実現できないことや、経営権を巡る争いもあってストップ安でのスタートとなりそうです。なお、今週の7日に中国の6月の外貨準備高や10日に中国の6月の物価指数などの主要経済指標が発表される予定です。

香港市場では、連休明けのハンセン指数は欧米株の続伸や原油価格の上昇などを受けて上昇してのスタートとなりそうです。しかし、中国の6月の製造業PMIがやや悪化したこと加え、中国の6月の外貨準備高や物価統計など主要経済統計の発表を控えて様子見ムードも強まりそうで、上値は限定的となりそうです。

フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川(Tony Lin)

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~
◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

 

Special topics pr

ZAiオンライン Pick Up
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード 「アメリカン・エキスプレス」が誇る、高いスペック&ステータスを徹底解説!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

新理論株価で儲かる株
株主優待ベスト130
ふるさと納税ベスト86

1月号11月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株主優待ベスト130&新理論株価で買う株】
桐谷さん&優待ブロガー&ザイ読者が厳選!
 初心者も安心!株主優待ベスト130
失敗しない優待株の投資のワザ
●「優待+配当」利回りベスト30
少額で買える優待株ベスト30
権利確定月別の優待株ベスト 130
新理論株価まだ買える株68
年末までに駆け込め!ふるさと納税86
 3大カニマップ&寄附額管理シート付き! 
iDeCoつみたてNISAもこれが大事!
 騙されるな!投資信託選び10の落とし穴
●高配当&高成長の米国株ベスト12
地方上場の10倍株&佐川急便の投資判断
別冊付録!つみたてNISA完全ガイド

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング
ZAiオンラインPickUP