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美人のもと

一点

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第80回】 2010年9月27日
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 美人にはオーラがあるという話がある。それが見えるのか。実際には見えないのに、オーラについて語ることができるし、何らかを感じるのだ。いったいオーラとはなんだろう。

 美人オーラを言いかえると、いい雰囲気を持っているということだろうか。この雰囲気を考えてみたい。雰囲気は全体から漂うもので、全体のバランスなのだと思う。頭の先から足元までの雰囲気が同じで一貫性がある。その先にその人の概念のようなものが見える感じ。

 色が全部同じである必要もないし、アクセントとしての異素材があることも問題はない。それらの組み合わせが同じ雰囲気を持っているのだ。「美人のもと」はパーツの組み合わせからできてくるものなのかもしれない。

 見た目だけではなく、話し方、しぐさ、考え方が雰囲気と一体感を持っている。人をひきつける力を持つ。その力こそがオーラなのだろう。

 そして、自らの雰囲気と場の調和を考える。雰囲気をTPOに合わせて調整できるのだ。

 一点豪華主義という言葉が好きな人がいる。自らを表現する時に使う。「私は安物ばかり着ているけれど、これだけは高いよ」と言う。その高いものはそんなにすごいものなのか。そもそもなぜ値段のことばかりを語るのか。そして、そういう人のほとんどに「美人のもと」が減ってきている印象を受ける。

 一点だけに違和感をつくる必要などないし、それが美人オーラを破壊していることに気づいていない。またその一点は使いすぎて、すでに悲鳴を上げている状態であることが多い。一点に頼りすぎてしまって、一点を大切にする気持を忘れているからだろう。豪華なら手入れしろよ。

 いつでもその一点を身につけて、結局TPOをわきまえない服装をしてしまうこともよくある。まず考えるべきは「場」である
のに。

 人は誰でも雰囲気を持っている。その雰囲気は進化するし、成長する。その雰囲気を自分で把握し、コントロールする気持を持ちたい。身につけるものや自分のパーツたちがその雰囲気をいい方向に持っていけるのかを考えて一つ一つと仲良くしていたい。


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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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