株式レポート
7月7日 17時22分
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マネックス証券

日経平均円高を嫌気して続落 - 市況概況

日本株式市場

日経平均円高を嫌気して続落

1.概況
本日の日経平均は102円安の1万5276円と続落しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて下落しました。昨日の米国市場は上昇した一方で、欧州市場は下落したことまたドル円が101円台の円高水準にとどまっているなど強弱材料が入り混じるなか、日経平均は32円安と小動きで寄り付きました。日経平均は寄り付き後に下げ幅を縮めると一時プラスに転じる場面がありましたが上値を追う力強さはなく、再びマイナス圏に沈みました。前場を35円安と小幅安で終えた日経平均は後場に入ってもマイナス圏での推移が続きました。日経平均は引けにかけてやや下げ幅を広げると、結局102円安と1日の安値圏での大引けとなりました。東証1部の売買代金は、1兆8577億円と2兆円を割り込みました。東証33業種はその他製品、電気・ガス業、繊維製品、陸運業、医薬品の5業種のみ上昇し残る28業種が下落しました。中でも不動産業や建設業、化学などの下落率が大きくなりました。

2.個別銘柄等
売買代金上位銘柄は上げ下げまちまちでした。東証1部の売買代金トップのトヨタ自動車(7203)、三菱UFJ(8306)、みずほ(8411)、ソニー(6758)、JT(2914)などがしっかりでした。一方、ブイ・テクノロジー(7717)、NTT(9432)、ソフトバンクグループ(9984)、KDDI(9433)などはいずれも下げています。材料が出たところでは、昨日も大きく上昇したスマートフォン向けゲームなどを展開するKLab(3656)がストップ高となりました。引き続き主力ゲームがアプリの売上高ランキングで首位となったことが好感されました。また、靴小売最大手のエービーシー・マート(2670)が6.3%の大幅高となりました。昨日の大引け後に発表した3-5月期の営業利益が前年同期比7.9%の増加と堅調だったことから買われました。一方、イオン(8267)が8%超の急落となりました。3-5月期の営業利益が前年同期比5.8%減と冴えなかったことで売られました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は引き続き円高を嫌気して続落となりました。ドル円が円安に戻らないかぎり市場のセンチメント改善は難しそうです。目先の材料としてまずは日本時間8日の21時半に発表される6月分の米雇用統計の結果が注目されます。5月分の非農業部門雇用者数は前月からわずか3.8万人の増加と市場予想を大きく下回って利上げ観測が後退するきっかけとなりました。6月分で回復が鮮明になれば、ある程度は利上げ期待が戻り円安ドル高方向に推移する可能性もありそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)


中国株式市場

上海市場はほぼ横ばい 香港市場は反発

上海総合指数:3,016.85(-0.45)
香港のハンセン指数(日本時間16時時点):20,661.38(+166.09)

1.概況
<中国本土市場>
上海総合指数は5日ぶりに反落したもののほぼ横ばいでした。寄り付き後しばらくしてプラスに転じた上海総合指数ですが、積極的な買い材料に乏しい中、買いが続かず再びマイナスに沈むと下げ幅を広げ一時節目の3,000ポイントを割り込んで0.7%安余りまで売られる場面もありました。その後、やや持ち直し節目の3,000ポイントを回復すると一時再びプラスに転じた上海総合指数ですが、上値追いとはならず再度下落に転じ結局1ポイント未満の下落とほぼ横ばいで取引を終えています。

<香港市場>
ハンセン指数は反発しています。前日の米国株高と原油価格上昇の流れに加え、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で利上げについて慎重な姿勢が示されたことも好感されハンセン指数は上昇して寄り付くとしばらくして1.2%高近くまで買われました。その後は本土市場の弱含みを受けて上値がやや伸び悩んでいますが、引き続き堅調な推移となっています。日本時間16時時点で商工業株指数と不動産株指数が1%超上昇しているほか、金融株指数も小幅に上げています。一方で、公益事業株指数は僅かな下落となっています。

2.個別銘柄動向等(香港マーケット、日本時間16時時点まで)
香港市場では、6月の売上高が大幅に伸びたと発表したBAICモーター (北京汽車・01958)や投資判断が引き上げられた民営自動車メーカーであるジーリーオート (吉利汽車・00175)が大きく買われています。また、石炭のシェンホアエネルギー(中国神華能源・01088)も約4%上げています。小売のチャイナリソービアー (華潤ヒ酒・00291)も大幅に反発しています。前日に株主割当増資で95億香港ドル(約1200億円)を調達すると発表したことが好感されたほか、証券会社が投資判断を引き上げたことも材料視されました。さらに、前日に大きく下げていた値嵩株のインターネット大手のテンセント (騰訊控股・00700)や通信大手のチャイナモバイル (中国移動・00941)が揃って値上がりしています。

一方で、英国の欧州連合(EU)離脱決定が欧州経済や金融市場に及ぼす悪影響が依然として警戒されているなか、英国に本拠地を置く大手銀行のエイチエスビーシー (HSBC・00005)が小幅ながら下落しています。また、車体と連結部にひびが見つかった問題でシンガポールの地下鉄運営会社が中国製車両26両を修理のため製造元の中車四方に返送すると発表したことが引き続き嫌気され親会社のCRRC (中国中車・01766)が続落となっています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

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(マネックス証券)


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