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18年空き家だった美容室をリノベ 実家との近居&レトロな家を実現

週刊ダイヤモンド別冊
『中古マンション・戸建て はじめての中古住宅』発

18年空き家だった美容室をリノベ
実家との近居&レトロな家を実現

著者・コラム紹介
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画一的な新築物件に抵抗があったFさんが見つけたのは、リノベーション必須の空き家。開放感と懐かしさを感じる、土間を中心とした居心地の良い空間を低コストでつくり上げた。

Case Study

東京都江東区 戸建て 築60年
2DK+店舗 → 2LDK+土間
工期: 2カ月
施工面積: 99.38平方メートル
施工費用: 約900万円
家族構成: 大人2人・子ども2人
コンサルティング: リビタ

理想の空き家と出合い
購入を即決

リビングの2本の柱は60年前のものを、あえてそのまま利用。壁一面の棚には3000冊超の雑誌を収納。床は、通常フローリングの下地として使う構造用合板仕上げ

 2人の子どもが成長し、それまで住んでいた2DKのマンションでは手狭になったFさんが住宅購入を決めたのは、妻Tさんの実家に隣接する土地が売りに出されたことが大きかった。

 「間取り的に戸建て、予算的に中古という条件で物件を探し、リノベーション会社のセミナーなどにも参加していましたが、なかなかいい物件に巡り合えずにいました。そんなとき、ここが売りに出されると聞いたんです」(Fさん)

 土地には築60年の古家が建っていた。更地にして売るつもりだった売り主に交渉して現状のまま譲り受け、取り壊し費用分も含めて、結果的に相場より600万円ほど安く購入できた。

 「ニューヨークに留学した際、築100年のアパートに住んでいたこともあり、古い物件に対する抵抗はありませんでした。むしろ、古いものに囲まれている生活に心地よさを感じます」(Fさん)

 古家は元美容室。18年間空き家だったため、リノベーションは必須だった。Fさんは購入を決めると同時に、セミナーで知り合った「リビタ」の担当者に連絡したという。

 当初のリノベーション予算は、購入の際に浮いた600万円。主に壁や床などの内装部分の施工を考えていた。しかし、いざ設計担当者と細部まで確認してみると、長く放置されていた故の不具合が次々と発見された。

 「屋根は全葺き替え、基礎部分は補強に耐震化と、安全に住むための工事が不可欠で、それだけでコストは約450万円。リノベ費用=内装費用と考えていた自分は甘かったと痛感しました。結局内装にかけられるお金は150万円ほどになってしまいました」(Fさん)

腐食がひどかった美容院の店舗部分の床を撤去し、コンクリートの土間に。みんなが集まれる多目的スペースに生まれ変わった。写真の作業台は、昔の蔵の床板を再利用したリメイク・オーダー品

 

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