先週の米国株式市場
―ダウ平均とS&P500が史上最高値を更新―
<先週の概況>
先週の米国株式市場は、主要3指数が揃って大幅に上昇しダウ平均とS&P500は史上最高値を更新しました。
JPモルガン(JPM)などの一部金融株の良好な決算が好感されたほか、良好な経済指標の発表も買い材料となりました。
米国株式市場バリュエーション
業種別リターン
ダウ平均採用銘柄 週間騰落率ランキング
<上昇>
ダウ平均採用の30銘柄中28銘柄が上昇しました。中でもゴールドマン・サックス(GS)が7.5%上昇してダウ平均構成銘柄中トップの上昇率となったほか、JPモルガン(JPM)も4%近く上昇するなど金融株が買われました。
<下落>
ウォルマート・ストアーズ(WMT)とベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の2社が小幅に下落しました。マーケットがリスクオンに傾くなかディフェンシブセクターの一角が売られました。
先週発表された主な経済指標
小売売上高(前月比) 6月 +0.6% 市場予想 +0.1% 前月 +0.5%
小売売上高(自動車・ガソリン除く) 6月 +0.7% 市場予想 +0.3% 前月 +0.3%
6月の小売売上高は前月比0.6%の増加と市場予想を大幅に上回りました。また、変動の大きい自動車・ガソリンを除いた売上高は前月比0.7%増とこちらも大幅に増加しました。
米国の個人消費が好調に推移していることが裏付けられた格好で、米国株にとってポジティブな内容です。
今後発表される主な経済指標
6月 中古住宅販売件数 市場予想 548万件 前月 553万件
21日に6月分の中古住宅販売件数が発表されます。6月分は市場予想では販売件数は548万件と前月からやや販売が鈍る見込みですが、水準自体は堅調なものとなる見込みです。
マーケットビュー
―騰落レシオは高水準で利益確定売り出やすい局面―
先週のマーケットビューでは、米国株の予想PERが高水準にあることから押し目買いのスタンスが望ましいのではないかと記しました。結果、ダウ平均は連日で史上最高値を更新するなど押し目をつけることなく上昇を続けました。
引き続き米国株の予想PERは18倍台とやや割高感があることに加えて、筆者が独自に算出しているS&P500の騰落レシオは140%程度まで上昇しています。短期的に見てやや過熱感があり、史上最高値更新後ということもあって利益確定売りが出やすい局面だと考えています。
フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕
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