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アラサー男子の3割は20年後も未婚!?の恐るべき未来

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第169回】 2016年7月23日
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 三〇代独身男性には、ちょっと切なくなるデータかもしれない。

 五〇歳の時点で結婚経験のない“生涯未婚者”は、二〇一〇年(直近)の調査では男性は二〇・一%だったそうだ。つまりは、五人に一人がご主人とかダンナさんとか宿六と呼ばれた経験がなかったのだが、換言すれば、五〇歳男性の五人に一人が“うちのカミさんがね”と言ったことがなかったのである。

 この五人に一人という数値だが、二十年後には二九・〇%に跳ね上がると予想されている。そうなると、五〇歳男性の実に“三人に一人”が生涯未婚者になる――、のだとか。三人寄れば文殊の知恵ならぬ、三人寄れば一人は独身だ。いまのアラサー男子たちである。

 もうひとつ、こんなデータもある。

 二〇〇五年の三五~三九歳男性の未婚率は三一・二%だった。十年前は、三〇代のおよそ三人に一人が独身だったのだが、五年後の二〇一〇年、四〇~四四歳になった男性の未婚率は二八・六%になった。それだけ独身が減ったということだが、この数値が意味するところは、その五年間で結婚できたのは“わずか二・六%”だったということだ。つまり、三五~四〇歳の間(三九~四四歳の間)に結婚できたのは、十二人に一人だけだったのである。

 何故このようなことになるかというと、四〇歳独身男性には“勘違い”があるからだと婚活コンサルタントの大橋清朗氏は言う。

 「多くの独身男が勘違いしているのが、“賞味期限のある女と違って男は四〇歳を過ぎても結婚できる”という点」

 ごもっとものような気がする。

 「よほどの恋愛強者でない限り、年下女性との結婚は五歳差までが許容範囲。婚活市場を見ていると“二〇代後半ならよしとするか”と“自分を客観視できていない”アラフォー男性が多いことに驚きます。特に、恋愛経験が少なく、自分とつりあう女性のレベルがわからない男性に多い。“いつかは俺のことを理解してくれる若くてそれなりにかわいい女性が”などと夢を見ているのです」

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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