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やる気のない社員もいつの間にか意欲的に!
成功する企業が必ず実践している「情熱経営方程式」

岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]
【第40回】 2010年10月18日
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 今から約3年前の2007年9月6日(木)、パシフィコ横浜にて『情熱経営フェスタ2007』が開催されました。当フェスタは、注目の経営者やコンサルタントが「情熱ある企業経営」について熱く講演を行うイベントです。会場には日本全国から5000名ほどのお客様が集まってくださいました。その第1講座で講演をした私は、満杯になった会場を見て、情熱経営の必要性を強く心に刻み込みました。

 「経営には数字や裏づけが必要」とよく言われますが、本当に大切なのは目に見えないトップの哲学や社員の思いの強さです。そして、これからの日本の企業に必要なことは、情熱をたぎらせる集団をつくる以外にはないと感じています。

 2010年11月2日(火)に東京の九段会館で開催される「情熱経営フェスタ2010」。今年は“1人ひとりの情熱がグレートカンパニーをつくる”をテーマに行います。なぜ企業経営に情熱が必要なのか。情熱が企業を伸ばす理由とは何か。そして、情熱がこれからの企業経営に欠かせない要素になっているというのはなぜなのか。今回は、経営における情熱の必要性について整理してみます。

裏でコツコツ働いている人がいるから
第一線で活躍するエースがいる

 情熱経営フェスタはもともと、私が「人を動かすたった一つのもの、それは情熱」(マネジメント社)という本を執筆したことがきっかけです。さまざまな企業のコンサルティングに携わる中で、数字だけでは語れないことこそが経営には大切であることを実感したことからこの本を書きました。(「丸の内ではたらく情熱コンサルタントのブログ」参照)

 そして、この「情熱」というキーワードをこれからの経営のキーワードにしなければ、企業経営はまったく面白味のないものになってしまうと感じたことから、イベントとしてお客様に体感していただくことを考えました。

 05年に開かれた第1回は330名のお客様で会場は満杯となりました。第2回目は06年9月に開催され、1200名が入る会場が2ヵ月前に満員御礼となったうえ、お客様満足度98%という素晴らしい評価をいただくことができました。

 そして冒頭でもご紹介した第3回が07年に横浜で開催されることになったのです。その進行プロセスは今までのどんなイベントよりも大変なものでした。作業量、費やす時間、打ち合わせの回数。すべてがそれまでの2回とは比べ物にならないほどのものであり、通常のコンサルティング活動をしながらの準備は予想以上のものでした。しかし、私はこのフェスタの開催を通じて、身をもって情熱持って仕事に取り組むことの素晴らしさを体験することができました。

 実際、1人1人にそれぞれの役割があります。講演をする者。企画を作る者。演出を考える者。DMやパンフレットのデザインを考え者。講師との交渉をする者。打ち合わせ用のお弁当を買ってくる者。当日の司会をする者。運営の事務をする者。そしてそこに参加される方々をお迎えし、気持ちよく帰っていただくために挨拶をする者など。一人一人に役割があり、一人一人が裏方であり、主役でもあります。

 お客様の前に出る者だけが情熱を持っているのではありません。裏でコツコツと働いている人がいるからこそ最高の舞台が作られます。こうした一人一人の情熱が、大きなことを成し遂げるのです。これは会社でも同じです。バックヤードで働く人がいるからこそ、現場第一線で活躍するエースが存在できるのです。

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岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]

平成3年、株式会社船井総合研究所入社。現在、同社、上席コンサルタント。「戦略は思いに従う」を信条にファッションを専門分野として、現在では百貨店、アパレルメーカー、SPA専門店を中心としたアパレル、流通小売業のコンサルティングに従事している。現場支援と通算2,000回を超える講演活動により、情熱に満ち溢れた企業づくりにまい進している。テレビ出演、雑誌、新聞などへの執筆も数多く、コメンテーターとしての活動にも注目が集まっている。この数年のコンサルティングテーマは「永続するための企業ブランド戦略づくり」。社員が誇れる会社を作るためのコンサルティングに全力を注いでいる。
最新著の『超繁盛店のツボとコツがゼッタイにわかる本』や『コンサルタントの「お仕事」と「正体」がよーくわかる本ー本当のところどうなの? 本音がわかる! 仕事がわかる!』(共に秀和システム)などがある。

【関連サイト】「丸の内ではたらく情熱コンサルタントのブログ」


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不透明な経済状況が続き、半年先の景気を読むことさえ難しい日本経済。この連載では、様々な業界やテーマで活躍する船井総研の専門コンサルタントが、業界別に分析し、半年先の景況感を予測していきます。

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