一生かけてヒューマンスキルを鍛えていく

 ヒューマンスキルは家庭での躾教育による影響が大きく、欠けていても自分自身ではなかなか気づくことができません。価値観として根付いてしまっているため、たとえ礼儀を欠く態度であったとしても、本人には悪気が全くないこともあります。

 ところが社会人になると誰もそんなことは教えてくれないのです。新人、若手時代は上司や先輩が指摘してくれることがあるかもしれませんが、役職がついてくると周囲の人間も注意ができなくなり、気づく機会がますます減ってしまいます。

 もしあなたが経営者、あるいは管理職といった指導的立場にあるのであれば、ご自身の部下の方々にヒューマンスキルの重要性を根気強く伝えてください。「この人は態度が悪くてダメだ」と決めつけて、諦めてはいませんか?

 よく、女性社員は仕事に対するやる気がない、という話を聞きますが、実は彼女たちは仕事を一生懸命やった先にある、評価ややりがいを実体験として持っていないためにその価値を知らないだけで、そこに気づかせてあげることによって、働き方が大きく変わるかもしれません。

 とはいえ、人の価値観や性格を他人が変えるのは無理です。しかし、本人に変わろうとする気持ちがなかったとしても、やはり経営者、管理者は根気強く伝え続けていくしかないのです。その人が自分で気づくそのときまで…。

 もしあなたが突き抜けた人材を目指すのであれば、今一度ご自身のヒューマンスキルについて見直してみてください。「自分は大丈夫そうだ」、そう思った方こそ要注意です。ヒューマンスキルは常に磨いていくもの、終わりはありません。常に自分を律していく心構えをもって、今日から一つずつ徳を積み重ねていってください。

 「自分が部下だったら、自分が上司で嬉しいだろうか?」
 「自分がお客様だったら、自分から買うだろうか?」

 常に自問自答を繰り返し、ヒューマンスキルを磨いていくことは、お客様に信用され、部下に信頼される強いリーダーの絶対条件です。

今日からできる初めの一歩!
 
同僚や部下に、いつもより大きな声で「ありがとう」と言ってみよう。