経営×物流

【国際物流総合展2016】
労働力不足を受け、自動化・省力化への関心が高まる」

国際物流総合展事務局長(JILS理事・事務局長)寺田大泉氏に聞く

 今年で12回目の開催を迎え、アジア最大の物流の展示会として定着した「国際物流総合展」。今年は9月13日から16日までの4日間、東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開かれる。
「国際物流総合展2016」は、国内外の最新物流機器・システム・サービス等のソフトとハードを一堂に結集し、交易振興や技術の向上とともに、物流改善に資する情報の提供や人的交流等を促進することを目的とした展示会。同展では、製造・物流・流通など幅広い業界に向け、産業車両、運搬車両、保管機器、仕分け・ピッキングシステム、パレット、情報システム、ロジスティクスサービスなど多様な最新機器・ソリューションが展示される。
 物流業界の最新の機器やソリューションが展示されるため、同展の展示を見ることで物流の世界の最先端に触れることができる。主要な物流機器メーカー・産業車両メーカーや物流事業会社などが出展しており、今回は456社・団体が出展する。
 日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の理事・事務局長で、国際物流総合展事務局長を務める寺田大泉氏に今年の見どころを聞いた。(聞き手・カーゴニュース)

――今回のテーマを教えてください。

寺田大泉・ 国際物流総合展事務局長 (JILS理事・事務局長)

寺田 今回で「国際物流総合展」は第12回を迎えました。今回のテーマは「物流展で見つけよう~課題解決のネクストステップ~」です。前回の物流展ではソリューション志向・問題解決志向を明確にしたテーマを設定しましたが、今回は前回よりもさらに進化したレベルの課題解決のヒントを見つけられる場にしたいという思いを表しています。

――課題解決志向を強めたのですね。

寺田 出展者と来場者の双方が満足できるように、幅広い業種・職種の方に物流展という場を活用していただきたいと思います。そのためには展示会に足を運んでくださる来場者の立場で考えることが大切です。前回初めて開設した「アドバイザリー会議」を今回も設置したのですが、この会議では来場者側からの視点やニーズに基づく意見をうかがい、テーマや展示企画に反映させています。

 いま、わが国では少子高齢化による労働力不足がきわめて大きな課題となっています。その他にも、それぞれの来場者にとって切実である課題の解決に向け、物流展で何を提案できるのかが重要なテーマです。

 「課題解決のネクストステップ」という言葉には物流環境の変化や発展する新技術への対応とそれに基づく新しいサービスへの対応を踏まえた上での〝ロジスティクスのさらなる高度化・効率化〟へ向けた思いが込められています。

――出展応募状況はいかがですか。

寺田 前回よりも規模が拡大しています。現在のところ、出展者数で456社・団体、小間数は2077小間です。前回から比べると出展者数では38社・団体増えており、小間数は370小間増えています。いま現在でも出展希望や問合せが多く、かなりの数の出展希望者をお断りせざるをえない状態です。

――出展者と小間数が大きく増えた理由はなんでしょうか。

寺田 これまで以上に産業界の中でロジスティクスの重要性が認識されてきているのだと思います。直面する課題解決のためのサービスや製品およびソリューションを知りたい方と、それを提供する方の双方の思いが強まっているのだと思います。物流展はそのための場として非常に有効です。物流を取り巻く環境の大きな変化に対応し、ますます関心が高まっている「自動化」や「省力化」を実現するために、それをサポートする機器やサービスおよびアウトソーシングなどへの新たな提案が重要となるでしょう。

 各出展者の出展規模の拡大も小間数が増えている理由のひとつです。労働力不足の今こそ、各出展者が本領を発揮するチャンスだと言えますから、自社の製品・ソリューションをより多くの方にご覧いただくため、出展内容を充実していただいたのだと思います。

  • 1
  • 2

経営×物流トップへ

カーゴニュース

Special Columns         <PR>

 

 

 

『カーゴニュース』

1969年10月の創刊から約40年間「経済の中の物流」という視点から一貫した報道を行っている物流業界専門紙。物流報道の中に“荷主”という切り口を持った媒体として評価されている。主な内容は荷主企業の物流動向、行政の物流関連動向、トラック、倉庫、鉄道、海運、航空など物流企業の最新動向、物流機器、WMSソフトなどの関連ニュース等。週2回発行。


from.カーゴニュース

1969年10月の創刊から約40年間「経済の中の物流」という視点から一貫した報道を行っている老舗・物流業界専門紙『カーゴニュース』とのコラボレーション連載。

「from.カーゴニュース」

⇒バックナンバー一覧