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デビアスが注力する合成ダイヤの「識別機器」開発

ロイター
2016年8月19日
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世界の天然ダイヤモンド市場の約30%を握るデビアス社にとって、天然品と合成品の識別が信用維持の基本であることは言うまでもない。写真はイギリス南東部メイデンヘッドにあるデビアス国際ダイヤモンド鑑定研究所で撮影された映像から。15日撮影(2016年 ロイター/Reuters TV)

[メードンヘッド(英国) 17日 ロイター] - 世界の天然ダイヤモンド市場の約30%を握るデビアス社にとって、天然品と合成品の識別が信用維持の基本であることは言うまでもない。同社が宝飾品として販売するダイヤは全て天然品だが、近年の飛躍的な技術向上によって、素人の目には本物と何ら変わりなく映る「合成ダイヤ」が市場に出回り始めているためだ。

 天然ダイヤモンドは地球内部で数十億年という時を経て生成される。一方、合成ダイヤモンドは、研究室でわずか数日でつくることが可能だ。

 デビアスは、販売するダイヤモンドは間違いなく天然品であることを保証している。さらに、天然品と合成品を見分けるための検証機器の開発・販売に力を入れている。

 合成ダイヤを作り出す技術の進歩に伴い、宝飾品業界において、こうした検証機器の需要も大きく伸びている。デビアスは米国宝石学協会(GIA)から2012年に販売ライセンスを取得して以降、数億ポンド相当の検証機器をダイヤモンド取引業者や宝飾業者に販売している。

 本物とニセ物の鑑定は、デビアスにとってはまさに死活問題だ。合成品の価格は本物よりも30%ほど安く、投資価値もない。合成ダイヤを天然物と偽って売りさばく悪徳業者の不正行為も断固阻止する必要がある。

 デビアスのダイヤモンド分析機関である「国際ダイヤモンド鑑定研究所(IIDGR)」の代表、ジョナサン・ケンダル氏は「ダイヤモンドのビジネスでひとつだけ避けたいことがあるとしたら、顧客からの信用を失うことだ」と語る。

 ロンドン西部メードンヘッドにある同研究所では、100%の確率で天然品と合成品を見分けることができるとスタッフが自信を示す。

 アナリスト試算によると、合成品の年間生産量は30万カラット。一方、ダイヤモンド原石は毎年約1億3000万カラット採掘されている。技術の進歩により合成品市場は拡大し、品質も向上が見込まれるが、天然ダイヤモンドの生産は今後は頭打ちが予想されるという。

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