経営×物流

【いま求められる物流システム機器とは?】
「自動化の領域が広がれば、より”強い”システムが必要」

ダイフク取締役常務執行役員FA&DA事業部門長・下代博氏に聞く

国内最大手の物流機器メーカーであるダイフク。米国の専門誌のランキングでも2年連続で売上高世界トップのマテハン(マテリアルハンドリングの略)企業として紹介されるなど、世界的に存在感を発揮している。自動倉庫、搬送・仕分け設備、ピッキングなど物流現場に求められるあらゆる機器を自社開発できる総合メーカーの強みを活かし、人手不足時代の物流システム構築をリードする。

6期連続で増収増益

下代博・ダイフク取締役常務執行役員 FA&DA事業部門長

 前期(2016年3月期)の業績は、受注高が前期比17.6%増の3594億円、売上高が25.8%増の3361億円、営業利益40.3%増の208億円となり、6期連続で増収増益を更新することができました。

 全事業とも好調でしたが、特に半導体や液晶関連向けシステムを中心としたeFA事業は、中国を中心に搬送設備の売上げが大幅に増加。自動車業界向けのAFA事業も北米を中心に好調に推移したほか、国内でも小規模改造案件が堅調でした。

 こうした中、米国のマテハン専門誌による売上高ランキングで、昨年に引き続き今年も第1位になることができました。マテハンシステムのサプライヤーといっても、各社とも事業範囲が異なるなど単純な比較は難しく、あくまで参考値だと考えていますが、高い評価を受けたことは素直に嬉しく思っています。

BtoB通販からの引き合いが増加

 一般製造業や流通・物流向けのシステムを対象としたFA&DA事業も好調で、引き続きネット通販を中心としたeコマース、生協などの個配関係の需要が旺盛でした。また、食品やジェネリックを中心とした医薬品分野などからも多くの引き合いをいただいています。

 ネット通販関係からの高い需要が続いている状況に変わりはありませんが、その中で今までと少し違ったトレンドなのは、これまでのBtoC通販に加えて、BtoB領域のネット通販からの引き合いが増えていることです。医療器具や実験器材などいわゆる業務用分野の専門通販事業者からの仕事が増えており、企業の購買行動の変化とともに、eコマースのさらなる広がりを実感しています。また、納骨堂の話も多くなり、ライフスタイルの変化を感じています。

  • 1
  • 2

経営×物流トップへ

カーゴニュース

Special Columns         <PR>

 

 

 

『カーゴニュース』

1969年10月の創刊から約40年間「経済の中の物流」という視点から一貫した報道を行っている物流業界専門紙。物流報道の中に“荷主”という切り口を持った媒体として評価されている。主な内容は荷主企業の物流動向、行政の物流関連動向、トラック、倉庫、鉄道、海運、航空など物流企業の最新動向、物流機器、WMSソフトなどの関連ニュース等。週2回発行。


from.カーゴニュース

1969年10月の創刊から約40年間「経済の中の物流」という視点から一貫した報道を行っている老舗・物流業界専門紙『カーゴニュース』とのコラボレーション連載。

「from.カーゴニュース」

⇒バックナンバー一覧