書く・描く・画く――3カク運動サイクルで希望が明確になる

 では「未来の希望」と、「今日1日の希望」。この2つをどのように決めていくか?

 私が提唱しているのは、3つの「カク」という行為。すなわち「書く」「描く」「画く」というものだ。

 これを総称して「3カク運動」と私は呼んでいる。

 いちばん手っ取り早いのは、「書く」というもの。やることは想像できるだろう。

・未来の希望=人生や仕事において、中長期的に実現したいことや達成したいこと
・今日1日の希望=その日、1日のうちにやりたいこと、試してみたいこと

 この2つを思いつくままに書く。

 ただ、それではガッカリする人も多いだろう。

 社員研修やら、会社に提出させられるものと変わらない。気ままに語るような夢よりも、自分にプレッシャーをかけるものに近くなる。

 そこで試してほしいのは、「描く」というものだ。

 こちらは「頭の中に未来の絵を描く」ということ。「人生のハッピーエンド」と私が呼んでいるもので、図のようになる。

 見てのとおり、ここでは「家族・家庭」「仕事・職場」「友人やその他の社会的なつながり」という3種類の人間関係において、未来において「A実践したいこと(人格・人間性)」「B貢献(実行)したいこと」「C達成(実現)したいこと」を記入していく。

 コツは、自分のお葬式の場面を想像してみてほしい。