寝苦しい夜が続きますが、不眠に悩まされていないでしょうか?

 不眠に陥ると日中のパフォーマンスは低下してしまい、仕事にも悪影響を及ぼすのでビジネスマンは避けたいところ。今回は自律神経の観点から不眠解消の方法をお伝えしたいと思います。

あなたの不眠症はどのタイプ?
「かくれ不眠」にも要注意

不眠は食事・入浴を「いつするか」で解消できるあなたの不眠、習慣を少し変えるだけで解消できるかもしれません

 不眠症には4つのタイプがあり、どれか一つでも該当する人は改善に向けた取り組みをした方がいいでしょう。

■寝つけない(入眠困難)
■睡眠を維持できない(中途覚醒)
■思っていたよりも早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)
■慢性的に回復感のない、質の良くない睡眠が続く(熟眠障害)

 近年は不眠症の患者さんが増加傾向にあるうえに、本人の自覚が薄い「かくれ不眠」も増えてきているので要注意です。

 その原因はズバリ、ストレス社会にあるといえるでしょう。ストレスは、特に人間関係に起因するものが多く、職場という緊張空間の中でビジネスマンにかかる心の負荷は並大抵ではありません。

「明日、取引先へのプレゼンがある」「上司に怒られるのではないか?」など寝る前に思い返していると体がなかなか眠る準備をしてくれません。こうなると、ほとんどの人は交感神経が活発になりすぎている状態にあり、良質な睡眠が取れなくなっています。夜眠る前に向かって交感神経が下がり、副交感神経が上がるという自律神経のリズムが乱れ、入眠時も交感神経優位になり眠れないという事態に見舞われてしまうのです。