ハロウィーンが過ぎて、アメリカも秋のこの季節になるとホリデーシーズンに入る。これから11月末の感謝祭、12月のクリスマスと年末の恒例大行事が続き、人々はすっかり落ち着かなくなる。

 この時期によく使われるのが、イーバイト(Evite)というオンラインのパーティー招待状送信サービスである。

 ホームパーティーでも、どこかのレストランでのパーティーでも、もっと気軽な集まりでも、このイーバイトのサイトから招待状を送ることができる。手順は簡単だ。

 まずは、何種類ものデザインからテーマに合ったカードを選び、日時や場所を入力。ほんの数10秒でカードが完成し、あとは招待者のメールアドレスを入れて「送信」をクリックするだけだ。これで招待者のメールボックスに、ちゃんと見栄えのする電子カードが到着する。

 もちろん、日本にも年賀状やクリスマスカード、バースデイカードなどのオンライン送信サービスはある。だが、イーバイトとそうした送信サービスの違いは、ただの「送りっぱなし」ではないことである。

 たとえば、イーバイトには参加できる招待者数を管理する機能がある。招待状を受けとった人は、「参加する」「参加できない」「わからない(Maybe)」といった3種類の返事の中からひとつを選んでクリック。配偶者や恋人を同伴したい際には、それを書き込む欄もある。この返事によって主催者は誰が来るのか、合計で何人の参加者が集まるのか一目瞭然で把握できる。