「短い」英語が知的でスマート!
× My job is an English teacher.
○ I teach English.

ビジネス英語の最難関、「特許翻訳」のプロフェッショナルが、英語習得の最短ルートを提案!
コツはたった1つ。主語、動詞、目的語の「3語」を並べるだけ。SVO(誰かが、何かを、する)を極めることが、すべての基本。新しい文法、単語、構文の暗記はいりません。
「伝わる英語は、やさしい英語」をモットーとし、30万部を突破したベストセラー、『会話もメールも 英語は3語で伝わります』の著者である中山氏に、その詳細を語ってもらいます。
(本記事は2016年10月13日付の記事を再構成したものです)

日本人の弱点に効く「3語の英語」とは?Photo: Adobe Stock

「3語」を並べるだけで、しっかり伝わる。

 私たち日本人の英語は、短時間の練習で「伝わる英語」に変わります。難しく考える必要はありません。「主語(I)、動詞(like)、目的語(English)」をただ並べればよいのです。

 下記の「日本人にありがちな英語の会話」を見てください。

【日本人にありがちな英語】
Aさん:What is your job?
(あなたの仕事は何ですか?)

Bさん:My job is an English teacher. What about yours?
(英語の講師です。あなたの仕事は?)

Aさん:I am an editor of books.
(書籍の編集者です)

Bさん:Are you?
(そうなんですね)
※使用単語数:合計21ワード

「~です」を表す「be 動詞(is、am、are)」が頻繁に登場します。

 私たち日本人は、「be 動詞」を学校でしっかり習いすぎるためか、すぐbe 動詞を使う癖がついているようです。使用単語数は合計21ワードになりました。

 では、同じ会話を「3語の英語」でも行ってみましょう。

洗練された「3語の英語」

Aさん:What do you do?
(あなたは何の仕事をしているのですか?)

Bさん:I teach English. What about you?
(英語の講師をしています。あなたは?)

Aさん:I edit books.
(書籍の編集をしています)

Bさん:Great.
(そうなんですね。=いいですね)
※使用単語数:合計14ワード

正確に、
しかも速く伝わる。

 この会話では、動作を表すダイナミックな動詞(do、teach、edit)を使っています。使用単語数は、AさんとBさんを合わせて14ワードに減り、明快に会話が進んでいます。

 このようにテンポよく会話が進めば、最後の「相づち」もGreat.(いいですね)のようにポジティブに締めくくることができるでしょう。