野菜の栄養をもっと体にプラス<br />ダメージに負けない体を目指す1日にとりたい350グラムの野菜の一例

 私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。つまり、体に必要な栄養素がとれる食生活を続けてこそ、ストレスや過労に耐えられる体が出来上がるのです。

 この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

 今回は、私たちの食生活に最も不足している「野菜」を手軽にとるヒントをお話しします。

 野菜にはビタミンやミネラル、ポリフェノールなどのフィトケミカルが豊富に含まれています。これらの栄養素は、体の酸化を防ぎ、免疫力を高め、老化を防ぎ、ガンなどの病気にかかりにくくする効果があると言われています。しかし、肉やご飯の量の割に野菜の量が極端に少ないケースは、特に男性に多いようです。

 1日に摂取したい野菜の総量は350グラム。ポイントは色の濃い野菜の割合を多めにとること。「350グラム」が無理なら、市販されている無添加の野菜ジュースで代用しましょう。青汁系、ニンジンやトマトなど赤い色のものなどをお好みで。ランチ時に飲む習慣をつけ、1年間続けてみることで体に違いが感じられるはずです。時間に余裕があれば飲む際に、レモンやオレンジなど柑橘系の果汁を搾って加えれば、ビタミンCやクエン酸なども摂取できます。

 ところで数年前、違法建築マンションが話題になりました。建築物は解体して建て直せますが、私たちの体は解体できません。元気な細胞が増える食事をして、“合法建築資材”でできた体を目指しましょう。

おすすめ青汁ジュース
 
材料:
市販の冷凍青汁1袋、レモンまたはオレンジ1個
 
作り方:
①青汁は流水で解凍する。
②レモンまたはオレンジを横半分に切り、スクイーザーで搾り、種を除いて解凍した青汁に加えて混ぜる。
 
*レモンはさっぱりした味わいに、オレンジは甘みが加わり飲みやすくなります。酸味が苦手な方は純粋な蜂蜜を加えても(大さじ1杯程度までOK)。胃の弱い方は、食事後の飲用をおすすめします。