数多くの企業に対してRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入支援を行ってきたアビームコンサルティング。経営改革や業務改革における数多くの実績を基に、RPAの効果を引き出すためのトータルなソリューションを用意している。業務効率化だけではなく、企業の長期戦略を踏まえたコンサルティングを提供できるのが強みだ。

自社の業務にRPAを導入
工数63%削減を実現

執行役員 プリンシパル 戦略ビジネスユニット
経営改革セクター長
安部慶喜氏

 アビームコンサルティング(以下、アビーム)は2011年から、顧客企業へのRPA導入をサポートしてきた。最近はニーズの増加に伴い、担当チームを拡充するなど事業体制の一層の強化を進めている。同社はRPAの導入支援ビジネスを立ち上げるに際して、まず自分たちで試してみたという。

「最初にRPAを導入したのは、コンサルタントが行う調査業務です。ロボットにウェブ情報を調べさせることで、メンバーの時間をより付加価値の高い業務にシフトさせるという使い方です。また、当社のグループ企業が行う人事系の定型業務にもRPAを活用し、業務工数63%削減という効果を実現しました」と、アビーム執行役員 プリンシパル 戦略ビジネスユニット 経営改革セクター長を務める安部慶喜氏は語る。

 安部氏の率いる経営改革セクターは、経営改革や業務改革を数多く手掛けてきた。日本企業の業務プロセスに対する知見、これまでのBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を通じて蓄積したノウハウを生かして、RPAの導入を支援している。

「導入支援を担うコンサルタントだけでなく、当社にはRPA関連の開発や保守を担当するメンバーもいます。私たちの持つ多様な専門性を生かして、RPAを導入・活用する企業をトータルでサポートしています」と安部氏は語る。