新緑の美しい季節。お昼休みにはオフィスを出て、外食をするのもいい気分転換になります。

 外食をする際に心がけたいことの一つに、「定食型のメニューを選ぶ」ということが挙げられます。定食型というのは、メインディッシュの肉か魚に、生や調理した野菜ものが1品、汁もの1品、主食のライスかパンが付いた献立を指しています。

 しかし、定食型であっても和食と洋食では、献立の特徴が異なるため、それぞれに適した注意が必要です。

 和食をチョイスした際、ご飯に塩や醤油をかけて食べていませんか?これでは高血圧や動脈硬化などを亢進させてしまいます。ご飯には甘みがあるため、おかずは塩分がしっかりきいた味つけになっています。おかずには醤油やソースをかける代わりに酢をかけ、塩分の摂取を抑えましょう。もちろん、ご飯の食べすぎは太るもと。適量を心がけましょう。

 洋食は、揚げものなどのメインディッシュ、サラダのドレッシングなど、油の使用がどうしても欠かせません。そのため、高カロリーの食事になりがちです。また、牛脂、豚脂、バター、生クリームには、中性脂肪やコレステロールを増加させ、動脈硬化の原因になりやすい飽和脂肪酸が豊富に含まれています。牛・豚肉の脂身は避けるようにし、バターや生クリームを使った料理は食べる頻度を抑えるとよいでしょう。パンに塗るバターやマーガリンも、できるだけ少量にとどめましょう。洋食を食べる際は、善玉コレステロールを増やすオレイン酸が豊富なオリーブ油を用いることをおすすめします。

和食は酢、洋食はオリーブ油を<br />定食型メニューにプラスワンどんなサラダにも相性ぴったり

●体に優しい 手づくりオニオンドレッシング
 
材料:
タマネギ1/2個、酢またはレモン汁大さじ4~5(酸味の好みで)、塩小さじ1、黒こしょう少々、エキストラオリーブ油200ml
 
作り方:
①すりおろしたタマネギ、酢、塩、こしょうをよく混ぜ合わせて、密閉できるガラス瓶に入れる。
②①にオリーブ油を加えてよく混ぜ合わせる。
 
*冷蔵庫で2~3週間は保存可能(オリーブ油に限る)。使用する際は瓶を振ってよく混ぜ合わせること。