優先順位が過疎地や避難所に行けない在宅避難の方々への支援へと変化していく。刻々と変わる被災地のニーズをきめ細かくリサーチ、ヒアリングすることが大切だ。継続的な支援に向けての体制づくりも始まった。

■3.26
  来週からは中心的な活動地域である石巻、気仙沼にて過疎地、取り残された可能性のある集落、携帯電波の繋がらない地区を重点的に回り、調査班と炊き出し班の仲間たちと1週間泊まり込みで状態を見ながら被災地の方々に僕らがいなくてもできるように食料、道具等々を置いて帰ってこよう。

 現在、被災地によっては震災後に人災が起きている。略奪、レイプ、強盗……たくさんの人達が入り込んでる被災地。自衛隊、警察、行政、被災者の親族・知人、ボランティア団体、その他……誰かわからん? 人々。外国ほどひどい状況ではないんだろうが、この混乱に乗じた犯罪は起こっている。誰だかわかるようにワッペンや身分証を用意するべき。

 汚物処理の問題もある。簡易用のトイレがいっぱいになってしまい、使えない状態に。汚物を新聞紙にくるんで袋に入れ捨てている。その捨てた場所から蛆虫がでてしまっている。トイレを使いたくない女性はトイレを我慢するため、尿道の病気になってしまう方々がいるような状態。昨日、鹿児島から5000万円の支援金があり、バキューム車が20台近く宮城県に入ることになった。

■3.27
  風評被害のあるいわき市に突入したことで、いわき市災害対策本部支援物資集配センターとのパイプラインができた。

 4トントラックに物資を積んで届ける。続々と皆様方から物資と愛と希望と命の源が届いてる……感謝。明日も明後日もいわき市平にトラック1台、いわき市中央に1台、皆々様から預かった大切な物資を運ぶ。

 いわき市の人口34万3008人。4トントラックを毎日走らせても食料、水はなくなっていく。風評被害が早く解消され、物資が食料品店に入荷されればよいのだが……だからといって、黙って見てられない!