ムラタ日記、今週も更新です。どうぞ。

初の企画通過

 まずは、このニュースをご報告しなければならない。P.F.ドラッカー『マネジメント[エッセンシャル版]』がついに100万部を突破した。『もしドラ』でダイヤモンド社初のミリオンを達成してからまだ1年あまり。これほどの短期間で、まさか2作目のミリオンセラーが誕生するとは、いくら脳天気な自分でも夢にも思っていなかったことである。僕の手柄ではもちろんないですが、応援してくださったみなさまに心から感謝いたします。本当にありがとうございます。

 さて、今週はある書籍の改訂版の企画が無事に営業会議を通過し、正式に一冊の書籍を担当することが決まった。プレゼンの際には、「ムラタが企画出した!」と、「クララが立った!」並みのリアクションをされたうえ、上野動物園のパンダのように写真を撮られるという事態に。それが以下である。実はマネジャークラスの数人が撮影していたのだが、この日記編集担当のC鉢の独断でこの一点が掲載になった。特に異論はない。異論はないが、他の写真は見せられていない。

アイデアの芽。飽和した市場でできること。ムラタ 近影(撮影:第3編集部副編集長 O川)

 ちなみに、営業部との会議には編集長、編集局長のみならず、我が社の社長も同席している。肩書きなど関係なく悪ふざけができてしまう、風通しの良い素敵な出版社である。ただ、本音のところはわからない。そもそも社長がこの日記を読んだことはあるのだろうか。風通しの良さを生かして、問い詰めてみたいところである。

 書籍をつくるという、本来の業務をまずはこの改訂版で経験していくことになる。進捗状況については、今後ここに記していきたいと思っている。

 この日記のゴールは、「僕が立案した企画が書籍になり書店に並ぶ」こと。そもそもこれはC鉢が勝手に決めたことだが、さらに「改訂版や翻訳書を完成させたとしても終われない」というルールもある。他の誰も、このゴールにもルールにも口出ししていない。いったい誰のために、何のためになるのかと聞いても、「ガリレオ・ガリレイみたいなもの」としか答えてくれない。これ以上追求しても何も出てこなそうなので、僕は僕で「オリジナルの企画を立てる」という本来の業務に真摯に取り組もうと思う。