ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された数多の論文から、グローバル・リーダーに必須の知識を授ける論文を厳選。年内限定の特別企画として、10本の論文をPDF版で順次公開していきます。

第2弾は、グローバリゼーションのもたらす格差や対立がいかに解消・統合されていくかをリンカーン大統領を例に論じるロバート D. ホーマッツ「リンカーンの智恵」と、「ソフト・パワー」という概念を提唱したジョセフ S. ナイがビジネスリーダーのあるべきマネジメントを論じた「スマート・パワー」の2論文です。

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新興国と先進国の経済協調を目指して
リンカーンの智恵
ロバート D. ホーマッツ(ゴールドマン・サックス副会長)
(2003年11月号掲載)

強者と弱者の二極分化、貧富や優劣の格差、第一世界と第三世界、あるいは旧勢力と新興勢力の対立。グローバリゼーションはこのような二項対立を助長したかに見える。しかし、これらは一時的なダイバージェンス(拡散)であり、やがてはコンバージェンス(収れん)されていくだろう。部分と全体の利益相反を解消しながら、いかに統合させるか。筆者は、エイブラハム・リンカーンにそのヒントを見出した。

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ソフト・パワーとハード・パワーを使い分ける
スマート・パワー
ジョセフ S. ナイ, Jr.(ハーバード大学ジョン・F・ケネディ行政大学院教授)(2009年2月号掲載)

ジョセフ S. ナイは、カーター、クリントン両大統領の下で政府の要職を務め、その経験から導き出された「ソフト・パワー」という影響力行使の能力の概念を提唱したことで知られる。威圧や報復といった手段を駆使するハード・パワーに対し、ソフト・パワーとは、魅力やビジョン、コミュニケーションなどが手段となる。ビジネス・リーダーは、社内外の多様性に対処し、これをマネジメントしなければならない。そのためには、これら2つのパワーを臨機応変に使い分ける「スマート・パワー」の能力が求められる。

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■第1弾の3論文も、併せて公開中です。

「地球市場は同質化へ向かう」
セオドア・レビット(ハーバード・ビジネス・スクール名誉教授)
(1983年9月号掲載)

「トリプルAのグローバル戦略」
パンカジュ・ゲマワット(ハーバード・ビジネス・スクール教授)
(2007年6月号掲載)

「世界で通用する人材の条件」
マンスール・ジャビダン(サンダーバード国際経営大学院名誉教授)
メアリー・ティーガーデン(サンダーバード国際経営大学院教授)
デイビッド・ボーエン(サンダーバード国際経営大学院教授)
(2011年3月号掲載)

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