今の現状を何とか変えたい、そう願う人は多いはず。「仕事がマンネリ化してつまらない」「新しいアイデアが出ない」「いやな上司とつきあっていかなくてはならない」……。こうした現状を変えるには、環境や相手を変えるのではなく、「自分の見方」を変えることで問題は解決するのです。では、その方法とは?

「思い込みの壺」に、はまっていませんか?

 行き詰っているときは、自分の視野が極端に狭くなっています。どっぷりと自分の「思い込みの壺」に、はまっているのですね。それは、探しモノをしているときの状況とよく似ています。

 あるとき、私が、帰宅して、明日の準備をしようとしていたら、オフィスの机のカギが見当たりません。「確か、リュックのポケットに入れたはずなのに……、いや、絶対入れた」と思い、何度も、何度もリュックのポケットに手を突っ込み探すのですが、いっこうに出てきません。ついにあきらめ、翌日、ジャケットを羽織りポケットに手を突っ込むと、「んっ? あった!」ということが、しょっちゅうあります。

 たとえば、営業マンが「ココを攻めれば、売上げがあがるはず」と思ったところはまったくダメだったのに、ふと目先を変えてアプローチしたとたんに結果が出はじめることがよくあります。つまり、自分がココと思い込んだ世界の中しか思考が働かなくなるのです。

「いま」しか見ていないと行き詰る

 次の写真をご覧ください。タマゴに、なにやら印字がしてあります。さて、このマークは何を意味しているか、おわかりでしょうか?
 

現状を打破する「ものの見方」とは?