『週刊ダイヤモンド』4月21日号の第一特集は「マンガと決算書でわかる 会社のしくみ」です。92ページの特大特集で、そのうち40ページがマンガ。ハラハラドキドキの展開で、財務が自然とわかるマンガです。後半では17業種100社超が登場し、実際の決算書に隠れたドラマも紹介。特集を読めば、売上や利益といった基本から、財務3表の構造、ROEやROAまで楽チンに理解ができるはずです。

 

マンガ「財務3表を理解せよ!」

 

財務の理解にはコツがあった!

「会社とは何のために存在するのか」「財務3表はなぜ理解していなければいけないのか」
 一見、無関係に思えるこの二つの問い掛けは、実は根底では結び付いています。
 これまで財務の勉強をしようとして、挫折したという人は多いかもしれません。しかし、それは、勉強の仕方が間違っていたと断言できます。財務の知識には楽チンで、簡単に身に付けるためのコツがあるのです。
 特集では、それを余すところなくお伝えしていますが、最大のコツは「会社がなぜ存在していて、何のために自分は働くのか」を理解することにあります。
 新入社員でもなければ、そんな根源的な疑問は、日頃は抱かないかもしれません。
 ところが、自分の会社はそもそも何を目指しているのか、会社と社会はどう関わるべきか、という「会社のしくみ」と財務の知識は密接につながっているのです。その構造を知れば、ストンと腹に落ちて理解が一気に進みます。
 特集では、そうした「会社のしくみ」という大枠を知ってもらうと同時に、決算書を楽に読解するための勘所、テクニックも紹介します。その二つは車の両輪だからです。

会議で相手の言っていることが
わかれば十分

『週刊ダイヤモンド』4月21日号の第一特集は「マンガと決算書でわかる 会社のしくみ」です。

 財務の知識を身に付けようとして失敗する典型として、いきなり仕訳など簿記の知識を学ぼうとすることや、難しい数式を暗記しようとすることがあります。
 今回の特集ではそうしたアプローチは一切取っていません。多くの働く人にとって、財務3表を作る能力は必要なく、読めるだけで十分。あるいは、会議で相手の言っていることが理解できればいいのです。
 そのレベルに到達してもらうために、本特集は3部構成にしました。
 パート1では、財務3表の大枠をマンガで徹底的に易しく解説。老舗オーディオメーカーで祖業の再生に挑む若手女性社員は、財務の知識を身につけて悪の専務やハゲタカ投資家に勝てるのか。そんなハラハラドキドキの展開で、自然と財務3表がわかるようになっています。
 パート2では、会社とは何か?という根源的な問いをこちらも平易に説明します。パート2は言ってみれば、パート1とパート3を理解するためのバックグラウンドのようなものです。
 そして、パート3では実際の決算書を基に、企業のドラマを読むことで自然と財務3表の読解能力が身に付くように設計しました。トヨタ、任天堂、ソニー、ソフトバンク、商社、外食、製薬、石油、エンジニアリング、百貨店、証券、保険、銀行など17業種100社以上が登場します。
 ぜひ、トライしてみてください!