「脂は太るから絶対食べない」「コレステロールが気になるから卵は1日1個」「朝は健康的にスムージーだけ」……その“食べ方”、間違っています! 48万部を突破した『医者が教える食事術 最強の教科書』の著者・牧田善二医師が20万人を診てわかった医学的に正しい食事法とは? 5月18日放送のTBS系『金曜日のスマイルたちへ』(金スマ)で、出演者たちも驚愕した(!?)、「太らない」「健康になる」正しい食べ方とは?(文/山本奈緒子)

医者が教える正しい食事術とは?

その食べ方間違ってます!
(1)脂肪は太る原因だから厳禁?

 健康やダイエットに関心が高い人なら、脂肪はもちろん糖質の摂取にも気を使っているのではないだろうか。私自身もライターとして様々な雑誌で美容や健康記事を多く手がけている職業柄、どちらも摂取量をできるだけ減らす努力をしてきた。

 しかし脂肪や糖質がどう体に影響を与えているか、具体的にどのようなデメリットがあるか、詳細には分かっていなかったのが実情だ。『医者が教える食事術 最強の教科書』は、それを分かりやすく詳しく説明してくれている。

 まずショックだったのは、脂肪は食べても太らないという事実だ。脂肪は食べ過ぎてもほとんどが体外に出てしまうため、体内には残らないのだという。

 では何が私たちの体の中で脂肪になっているかというと、糖質だ。私たちの体は飢餓の時代の記憶から、エネルギーとして使い切れなかった糖質を脂肪に変えて体内に蓄える性質がある。しかも糖質は体外に排出されることがなく、吸収率が100%なのだ。