わが書籍編集局では、人事異動に伴うフロア内引越しが行われています。メンバー自体にはそれほど変化がなくても、自分のデスクから見える光景が変わるだけで、なんだか新鮮な気分になります。ということで、今回の日記の最後に、ささやかな告知を入れました。今週もよろしくお願いします。

溢れる才能を無駄遣いする京大生から目が離せない

 継続的なランニングを始めてから、日々の食事にも気を使うようになり、野菜を摂取するための効果的な方法として日曜日にカレーをつくってみました。出社してパソコンに向かった瞬間、カレーを冷蔵庫にしまい忘れていたことを思い出し、絶望的な気持ちでこの日記を書いています。

 以降、カレーとのつながりは全くありません。最低の導入であったことをまずはお詫び申し上げます。

 最近、小熊英二さんの『1968 上・下』(新曜社)を読み返す機会があり、学生運動全盛期の世界に吸い込まれていました。時代背景をざっとおさらいするため、インターネットで大学のwikipediaを調べていたところ、京都大学に関する記述でまた面白いものを発見。仕事には結びつかなくとも、日記にはつながるネットサーフィンです。

 京都大学の学園祭、通称11月祭には毎年「統一テーマ」が決められているらしく、これが時代を反映していて興味深い。詳細については、ぜひ、こちらのリンクをご覧いただければと思います。
 

 1967年(第9回) - のばそう大学に新しい芽を 築け展がれ人類の知恵 鳴らせ高らかに創造のつのぶえ おしよせる戦火の嵐ふきとばし 進め固めて反戦自由の道

 1968年(第10回) - 思索から連帯へ!終章。 永訣の朝-B52。君たちの祖国70年6月23日 友よ 自己と日本解放の日は近い

 このあたりは時代のカラーを感じます。こちらも当時の様子をイメージできる興味深さはありますが、この統一テーマなるものが、メッセージ性重視のものから、最終的には自虐を交えた渾身の一発ギャグへと変化している点に一層の面白さを感じます。

 1989年(第31回) - 堕落への誘い

 1995年(第37回) - 我輩は京大生である 理性はもうない

 1997年(第39回) - 狂うは一時の恥、狂わぬは一生の恥

 2001年(第43回) - それはそれ これはこれ

 2002年(第44回) - 総長! 京都を占拠致しました!

 2010年(第52回) - 仕分けできないムダがある

 個人的には「1996年(第38回) - 知と痴の融合」や「2006年(第48回) - 溢れる才能の無駄使い」が、京都大学らしい自由な校風を感じていいなと。以前の日記でも触れた折田先生像に引き続き、京大からは秋も冬も目が離せません。

 ちなみに、今回のネットサーフィンを休日に行なっていたこと、この場をお借りしてしっかりと伝えておきたいと思います。