個人的な話で恐縮だが、僕は、自転車が好きで、体力作りのために良く乗っている。どうやら、“おやじ”の間でプチ自転車ブームが来ているようで、河原のサイクリングコースを走っていると、最近自転車の台数が増えているように感じる。

 さらに、最近はガソリン価格の高騰や温暖化もあり、自転車が短距離の移動手段として見直されていることは間違いないだろう。

 さて、僕のように自転車を体力作りやダイエットのために乗っていると、長続きしない人も出てくる。自転車やジョギングは「個」のスポーツであり、黙々とストイックに努力し続けなければならない。継続するにはちょっと辛いと思う人もいるだろう。

 最近、ジョギングをしている人の多くが、音楽を聴きながら走っている。特に、ポータブルオーディオプレーヤーが普及してきた昨今、イヤフォンをしながら走る姿をよく見かけるのだ。テープやCDプレーヤーに比べるとサイズが小さく、走って振動を加えても音が飛ぶことがない。改めて考えてみると、デジタルの進化で新しいジョギングスタイルが生まれたと言っても良いだろう。

 しかし、軽車両である自転車は、車道を通行することが基本。安全面からも、音楽を聴いて乗るのというのは極めて危険な行為だ。

 ところが、自転車マニアにはそれなりに走りながら楽しんでいるものがある。走行データの収集だ。スピードや走行距離はもとより、平均時速や心拍数などをチェックしながら走って楽しんでいるのだ。メーターやセンサーの機能が日々進化し、特にレースを志すような人達は必ずチェックしているはずだ。

インターネットで
新しい楽しみが拡がった

 今回取材したのは、サイクルメーターの新製品「emeters」(ブリヂストン)。ただし、従来の競技用メーターとは一線を画している。

 「競技を好む方が練習に使えないこともありませんが、どちらかというと、敷居の低いもう少しライトな製品です」(ブリヂストンサイクル株式会社マーケティグ本部広報担当選任部員 松本好男氏)

 計測できるのは、走行距離や時速、簡易消費カロリーなど。本格的なメーターのように、心拍数などは計測できない。たとえは悪いが、本格的なメーターがレース思考だとするなら、このモデルは万歩計のようなイメージだ。