今回は、なんと、転職エージェントを使わない転職の方法をご紹介します。転職エージェントをやっている自分の職業を否定してしまうかのような内容です(笑)。ですが、転職にもいろいろな形があって良いのではないか、と私は考えています。

過去の人脈や「LinkedIn」への登録が
思わぬ転職につながるケースも

 まず1人で活動する場合ですが、①知人、友人、親戚関係、元同僚、上司、部下などの人脈をたどる、②求人媒体を使う、③LinkedInに登録する、というこの3つアプローチが挙げられます。

①知人、友人、親戚関係、元同僚、上司、部下などの人脈をたどる

 35歳以上にもなれば、たいして人付き合いをしてこなかった人でも、いろいろな会社に知り合いができていると思います。まずは食事に誘うでも良いですし、話を聞いてもらうということでも良いでしょう。今まで自分が築いてきたネットワークを再度たどってみることです。思わぬところから転職に繋がったということもままあります。

②求人媒体を使う

 求人媒体でもミドル層以上の求人が出ていることがあります。数は決して多くはありません。ミドル層以上など上のクラスの求人は人材エージェントが持っていることが多いからです。とはいいながら、マネジャークラスまでの求人は求人媒体にもありますので、まずはよくチェックしてみることです。

③ビジネス系SNS「LinkedIn」を使う

 最近では、日本語でも投稿できるようになりましたが、英語でプロフィールを書きますと、スカウトが飛んでくるようになります。ヘッドハンターからのスカウトも多いですが、企業の人事やコーポレートリクルーターという、その企業専門のヘッドハンターからオファーがくることもあります。日本人ユーザーはまだまだ多くありませんので、あなたに届く可能性もかなり高いといえるでしょう。

④その他

 人脈に近いですが、投資家にあたるというものです。ベンチャーキャピタルや投資ファンド、企業再生ファンドなど投資サイドの方は、実はハイスペック求人を中心に案件を持っています。こうした方々にあたることも、ひとつの選択肢としてはありだと思います。