日本をはじめ、世界各国の若者は現在、教育や就業など、さまざまな面で厳しい状況に置かれています。広がる機会格差(Opportunity Divide)をICT(情報通信技術)の力で少しでも改善し、未来を担う若者により多くの可能性を開くことを目指して、マイクロソフトは全世界的な取り組みとして「YouthSpark」を開始しました。

未来を担う若者たちに
もっと活躍の機会を

 今、全世界の約22億人の若者(6~24歳)のうち、約12.7%が失業状態にあり、中には失業率が50%を超える国さえあります。若者の失業率は労働力人口全体の平均失業率の約2倍に達し、4人に1人はワーキングプアだといわれています。これは全世界の若者のうち、高等教育まで受けられる若者の割合が44%程度にとどまり、約1億人が十分な教育環境を得られていないことに起因していると考えられています。

 これに対し、日本では高等学校への進学率が98%を超えるなど、教育環境に恵まれていると思われがちですが、実際には毎年5万人以上の高校生が中退し、私立大学生も8~9人に1人が中退しています。また、ニート状態の若者(15~24歳)は約60万人、フリーターは約83万人に上り、多くの若者が自分たちの持つ能力を十分に発揮できていないのが実情です。

 このように、国によって背景は異なるものの、未来を担う多くの若者が、知識を得る機会、技術を学ぶ機会、仕事に就く機会、世界で活躍する機会を十分に享受できていません。こうした若者の状況を憂慮し、企業市民としての役割を果たすべく、マイクロソフトは2012年9月、以後3年間で3億人の若者の支援を目標とする取り組みとして、「YouthSpark」を発表しました。  

「YouthSpark」では若者の可能性を開くさまざまな取り組みが行われている(写真左=Digital Youth Award、写真右=21世紀型スキル育成事業)