わが国の将来を担う子どもたちが、国際化の進むこれからの時代にふさわしい能力を身に付けることを支援するために、日本マイクロソフトは教育機関やパートナー企業と連携し、最新のICTを活用した学習環境のあり方を模索しています。その成果は、すでに初等教育の現場に表れ始めています。

最新のICTを活用して21世紀の
国際社会を生きる能力を育てる

 21世紀の国際社会を生きる子どもたちには、「21世紀型スキル」とも呼ばれる、高い課題発見解決力と批判的思考力、多様性の受容力、さらにはコラボレーション力などの能力が必要だとされています。

 日本マイクロソフトは、これらの能力の養成を最新のICTの活用によって推進する目的から、2006年より東京都の港区立青山小学校と共同で教育へのICT活用を進める研究を進めてきました。

 12年9月からは信州大学の東原義訓教授による指導と助言の下、1人1台のPCを活用した算数の「個に応じた指導」の研究を開始。13年2月からはレノボ・ジャパンと共同でWindows8を搭載したタブレット端末や「Microsoft OneNote」、電子黒板などを活用した「21世紀型スキル育成授業」を展開し、「21世紀型スキル」を養成する未来の授業を検証しています。

 そして13年2月28日、これらの取り組みの途中成果を教育関係者に披露する公開授業と研究報告会が開催されました。

2013年2月28日に実施された「21世紀型スキル育成授業」の公開授業
紙のノートを一切使わず、タブレット端末を使い手書きとタイピングで貿易に関する資料や考察をまとめ、発表を行っていた5年生の授業風景