和いんと和さい ゆらり 甲州ワインと山海の幸が看板。冬場の目玉は「ぼたん鍋」だ。静岡産イノシシのバラ肉を醤油ベースのスープで煮込む。栄養価では牛や豚に勝るといわれるイノシシだが、懸念される臭みはまったくなく、豚肉に近い味わいだ。

 別皿に盛られた肩ロースは身が軟らかく、しゃぶしゃぶにもってこい。最後に残ったコクのあるスープは雑炊かラーメンで仕上げれば、体がぐんぐん温まる。

 「相鴨ささ身の鴨わさ」は奈良県産の朝締めゆえに鮮度抜群。むね肉のみを使った「相鴨のしゃぶしゃぶ」は胡麻ダレでいただく。

 新橋駅前のビル一棟、飲食店8軒は経営が一緒なので、共同仕入れや効率的な人員配置などスケールメリットを最大限に生かして低価格を実現。店内は重厚な和テイストのなかにカジュアルな味付けを施した、おとなの雰囲気だ。

 「年末の締めは、ここでやろうと決めています」と野口さん。

推薦者
野口孝一さん(49歳)
ソニー生命保険 東京中央LPC 第4支社副部長

画像の説明和いんと和さい ゆらり
東京都港区新橋2-8-9 3CSビル5F
TEL03-3503-4495
営業時間:17:00~22:00(LO)*金曜~深夜2:00 日曜・祝日休 62席
お品書き●ぼたん鍋(2人前から)/2000円●相鴨ささ身の鴨わさ/890円●タラバガニのサラダ/1008円●コース料理/3500円~●甲州ワイン(グラス)/724円~

(店舗情報は2007年12月時点のものです)