バンカーは、サンドウエッジ(SW)のフェースを開き、オープンスタンスに構えるのがセオリーといわれています。しかし、多くのアマチュアを見ていると、フェースやスタンスを開き過ぎて失敗しているケースが目立ちます。そこで今回は、そのセオリーを検証してみましょう。

 そもそも、フェースやスタンスを、なぜ開かないといけないのでしょうか。「そうするように教わったから」「レッスン本に書いてあったから」という人が多いと思いますが、じつはそれは応用テクニックであって、最初に「基本のセットアップ」を正しく覚える必要があるのです。

【第29回】アマチュアゴルファーのお悩み解決セミナー<br />Lesson29「“オールスクエア”の状態をつくる!」
オールスクエアのセットアップが基本(右)。フェースとスタンスを開くのは、特殊な状況のときだけにする(左)。

 基本とは、SWのフェースをまっすぐにセットして、飛球線と平行に立つこと。クラブは短く持たず、いつもの長さでグリップします。そして、ドライバーショットなどと同じように、フェースもスタンスも「オールスクエア」の状態をつくってください。