Q.成長著しいLINEに関して、話題に事欠きません。その現場を支えているのは旧ライブドア社員ですが、堀江さんはLINEの成長要因をどう分析しているのでしょうか。またかつての部下たちに何か声をかけているのでしょうか。

ライブドア次代の高い技術力が生きている

A.LINEは、韓国の親会社の良いところ、例えばクリエイティブを大事にしているところやスピード感、そして大胆な投資やPCゲーム時代からの技術力、そこに旧ライブドア技術者の高い技術力やそれ以外の部門のスピード感と仕事に対する責任感がうまい具合にマッチして出来た会社だと分析しています。

 もともとLINEは、韓国のメッセンジャーのパクリだったわけで、それが最初にプチヒットしたときに技術者やクリエーターなどが一気に攻め、サーバなどが停止することもなくアプリのレスポンスも良かったのでユーザに受け入れられたのでしょう。

 素晴らしいチームだと思います。頑張って欲しいですね。

 ちなみにLINEの出澤剛COOは、ライブドア時代はモバイル事業部という儲かっている事業部のトップだったので、あまり干渉していませんでした。優秀な人は放っておいてもうまく事業を展開するものです。

 私が干渉していたのは成長途上の赤字部門ばかりでした。