勉強をするときに、いちばん面倒でいやな気分がするのが「暗記」です。退屈なうえ、なかなか覚えられずにイライラしたりするものです。しかし、偏差値30から大の苦手の英語を克服して名門ケンブリッジ大学大学院に受かった塚本亮氏は、新刊『努力が勝手に続いてしまう。』の中で、「暗記なんて簡単」で「むしろ楽しい」と言っています。塚本氏は、いったいどのようにして暗記をしているのでしょうか?

「しなければ」と思うから暗記できない

 何かを勉強しようというとき、暗記はかなりしんどい努力を要すると「誤解」されています

 勉強でも仕事でも、とにかく何かを覚えないと始まらないという場面はたくさんあります。英単語はまさにその代表格ですが、仕事でも、プレゼンのためにいろんな数字やファクトを頭に入れなくてはいけない場面などがあるでしょう。

 私も経験がありますが、暗記という作業は単調なので、むきになって暗記をしようとすればするほど、何度やっても暗記できない自分に腹が立ったりしてストレスになりがちです。

 私は、「ケンブリッジの大学院に行きたい」と思い立ったとき、まずは身近な参考書に取り組んでみたのですが、英語圏の大学院を目指すレベルの参考書の単語がまったくわかりませんでした。

 そんな程度の単語が暗記できなければ話にもならないのに、それがなかなかできない。「しなければいけないのにできない」ということがストレスになり、苦手意識も手伝ってさらに暗記ができない、したくない、という悪循環に陥ってしまいました。