韓国・中国に大きく後れをとっていた日本とイスラエルの経済関係も、昨年の岸田外相の訪問・ネタニヤフ首相の来日からようやく関係強化の機運が高まり、今年は大きく伸びる年になるだろう。2014年を振り返るとともに、2015年の新しい動きを紹介する。

活性化し始めた日本-イスラエルのビジネス関係

 1月19日、イスラエル、エルサレムにて日本イスラエル・ビジネスフォーラムが開催された。

 同フォーラムで安倍首相は、「日本とイスラエルとの関係はあらゆる分野で深まっているが、特に経済分野の進展には目をみはるものがある。『イノベーション』を経済成長のエンジンと位置づける日本が、革新的な技術を生み出すイスラエルと協力しない理由はない」と述べ、ITなど先端技術の分野を中心に、イスラエルとの経済面での連携を強化したいという考えを示した。合わせて、イスラエル首相府でネタニヤフ首相と会談し、両首相は自由貿易協定(FTA)の締結を視野に、投資協定の年内締結を目指すことで一致した。

 二つの国のトップ(特に日本側)が、公の場で双方の経済交流の活性化を発表したことにより、今後の両国間のビジネス関係が促進することは間違いないだろう。例を挙げれば、イスラエルとビジネスをする際、稟議等が滞りがちであった会社からすれば、首相のお墨付きがあるのはありがたいということになるだろう。