ラウンド中、ドライバーやアイアンはいい当たりをするのに、アプローチになると突然、ダフリやトップなどのミスをすることがありませんか。これは、グリーンに近づくにつれて、あなた自身が「別人」に変身してしまうからです。

 ドライバーなどのフルショットは、体を大きく使い、リズムよくスウィングしているのに、アプローチのハーフショットになると、体を動かさず、手先に頼った打ち方をする人がほとんど。同じように振っているつもりでも、実際は、スウィングが大きく変わっているのです。

【第25回】アマチュアゴルファーのお悩み解決セミナー<br />Lesson25「“大きな筋肉”を意識する!」
体をうまく動かすにはバックスウィングで右手を振り上げ、フォローで左手を振り上げる。このときの側筋の伸縮を体感してほしい。

 手打ちのスウィングでは、クラブヘッドの軌道が安定せず、正確なインパクトが難しくなります。しかも、手先に頼るほど打ち急ぎやすくなり、それが大きなミスを招くというわけです。

 それらのミスを防ぐためにも、アプローチは、背筋や側筋などの「大きな筋肉」を意識して動かしましょう。手先の小さな筋肉で、小細工してはいけません。