>>(上)より続く

妻のスマホの情報を見ると
卑猥なやりとりの数々が…

 妻は、iPhoneに保存した写真を自動的にDropboxに同期(クラウド上に保存)するという設定にしているようで、パソコンのハードディスクには、膨大な数の写真が保存されていましたが、写真を見た孝治さんは思わず顔をしかめたそうです。なぜなら、写真のフォルダには「大きくなった男性器」が複数含まれていたからです。これはどういうことでしょうか?孝治さんは写真の保存日に、LINE上でどんなやり取りがあったのかを突き合わせて確認したのですが、それは驚くべき内容でした。

 つよぽん「おはよう。朝からビンビンだぁ!見たいか?見たいか?ええ!?」
 エリリン「おはようございます。み、見たいです!」

 それだけではありません。

 iPhone にはFaceTimeというテレビ電話のアプリが標準で入っていますが、これは相手の姿を見ながら会話を楽しむことができる便利なツールです。今回の場合、妻と男もFaceTimeを使ってやり取りをしていたようですが、その中身は完全に常軌を逸していました。

 つよぽん「おっぱい見た~い!」「いくところ、ちゃんと見せろよ」
 エリリン「気持ちいい?大きくなってる?一緒になれてうれしい」

 そんなふうに卑猥な言葉を交わしていたのですが、卑猥なのは言葉だけではありませんでした。FaceTimeに映っていた男はもちろん、妻も裸の状態で、どちらも自慰行為をしながら、互いにその淫らな様子を見せ合っていたのです。確かに不倫の場合、通常の恋愛と比べ、会いたいときに会えないことが多く、直接会って性交渉する機会は限られるのですが…それにしても……です。

「とにかく屈辱的でした。今までの結婚生活が全否定されたような気がして、もうプライドはズタズタですよ」

 孝治さんは決して見たくなかった妻の姿を、運悪く見てしまったときの心境について、そのように振り返ってくれました。FaceTimeでの一部始終が、あろうことかパソコン上に同期され、動画データとして保存されていたので、こんな悲惨な目に遭ってしまったというわけです。孝治さん夫婦は長男が産まれてから現在まで、ほとんど夜の生活がなかったようで、まるで自分への「あてつけ」のように感じられ、怒りを通り越して虚しい気持ちになったとのこと。