「とりあえずメイク」で5歳老ける人
「ここだけメイク」で5歳若返る人

9割の女性が間違っている!?<br />手抜きでもマイナス5歳顔を作る3つのコツ「ひとまずメイク」は老けて見える可能性大!

 慌ただしい朝、ちゃんとメイクをする時間がない、寝坊してあと5分で準備しなきゃいけない……。そういう時は「まずはファンデーション」や「眉だけは必ず描く」と、“ひとまずは”のカバーになりがちです。でも全体的に見るとそういうメイクではアンバランスで、さらに“手抜き感”も丸出し。他人から見るとばっちり老けた残念メイクになっていることをご存じですか?

 そこで今回は雑誌『SEDA』、『LARME』、『CHOKi CHOKi GiRLS』などで旬の顔をつくってきた大人気ヘアメイクアップアーティスト 高橋有紀さんに、時間のない朝に短時間でカワイイ顔をつくる方法を教えてもらいます。

 高橋さんのメイクは薄いのに盛れる、薄盛りメイク。「メイクをしていないように見えて確実に可愛くなっている!」と評判の方です。肌の生々しさを生かすメイクなので、撮影現場でもたった15分でメイクが仕上がってしまい、周囲も驚いているほどなのだとか。

 それでは新著『いきなりケタ違いにかわいくなる』(ダイヤモンド社)から、最速1分でも手抜き感一切なし!の「かわいい旬顔」が作れる3ステップをお伝えします。

たった1分でマイナス5歳!
誰でも簡単に「可愛い」を作る3つのプロ技

1、顔周りの毛で“かわいい”雰囲気をつくる

 「今日はイマイチだな…」と思う時、たいていは顔まわりの毛が原因。
「あか抜けるためには顔まわりの髪の毛がポイントです。時間がなく後ろの毛を束ねていても、前髪と顔の横の毛をきれいにするだけでかわいい印象になります」(高橋さん)。
 前髪とサイドはアイロンで巻くのが理想ですが、時間がない時はスキンケアの前に前髪にカーラーを巻き付けておきます。ドラッグストアで100円ほどで売っており、ロットの大きさは直径2.5センチくらいものが使いやすいでしょう。

2、最短1分でできる薄盛りメイク

 スキンケアが終わったら、時短メイクをスタート。早く付けられるパウダリーファンデーションをスッと薄付きにし、小鼻の横や目のキワなど、塗りにくい部分にもきちんとのばします。そして『1分メイク』の肝はチークとリップ。
「顔に色味がのるだけでとたんに肌色がよくなります。時間がないときは何をおいてもチークとリップ。チークにもリップにも使える“チークリップ”があると、そのまま同じ指で付けることができ、統一感もでます」(高橋さん)。
 最後に目尻にのみアイラインを引きます。こうすることで目もとが引き締まり、『いつもきれいな人』でいられます。

3、マスカラは上ではなく下まつげに塗る!

 もう少し時間がある時は、さらに3分、下まつげと眉をメイクします。下まつげはブラックのマスカラを縦にして使い、すすっと塗るだけ。
「上まつげにマスカラを塗ると何かと時間がかかってしまいます。下まつげの印象はとても強く、少しマスカラを塗るだけでちょっとたれ目のように見え、目の力が強まります」(高橋さん)。
 さらに、眉パウダーやスティック状のものを用いて、眉を書き、明るいブラウンのアイシャドウをアイホールと目尻の下になじませるようにいれます。明るめのブラウンなど、肌になじみやすく、多少失敗しても自然に見える色を選ぶのがコツです。


 時短でもマストなポイントを抑えているので、目ヂカラも血色感もアップ。忙しい時でも、ほんの数分で見違えるほどにキレイをまとうことができます。

 本書にはちょっとしたことでケタ違いに可愛くなるコツがたくさん。普段メイクはもちろん、これからのパーティシーズンにぴったりのラメ使いのコツ、男心をくすぐること間違いなしのモテ顔作り、さらにはいざというときに役立つお泊りメイクの仕方などが丁寧に解説されています。手っ取り早く旬顔になるコツを知りたいという人はぜひ。(文=庄司真紀)