Q.芸能人の不倫報道が世を賑わしています。不倫を擁護する立場では決してありませんが、なぜ世の中は不倫に対してこれほど厳しのでしょう。婚姻という手続きが、親族を含めて相手を幸せにするための契約と考えれば、不倫は契約違反なのかもしれませんが、堀江さんはどう思いますか。

不倫に対する厳しい風当たりは
芸能人に対する妬み嫉みの表れだよ

A.どうでもいいと思います。

 ある人と結婚をして、その人とずっと一緒にいて、男であれば妻以外の女性とは接触を持たないといった生活は、多くの人にとって無理だと思います。

 必ずだれでも、大なり小なり飽きがくると思います。もちろん相性のいい人はいるとは思いますが、それでもいつかは飽きるでしょう。

 社会的には不倫をすると不法行為となり民事上の賠償責任が生じるので、私は結婚をするつもりはありません。ただ、不倫は倫理的にはまったく問題はないと思いますし、人間としてはごく普通のことだと思っています。こっそり隠れて不倫している人は、世に山ほど存在すると思いますから。

 芸能人の不倫に対して厳しい反応があるのは、自分のことは棚に上げて、「人気がある人がどん底に落ちていくのを楽しみたい」といういやらしい精神からくるもので、妬み嫉みが顕在化しているだけの現象だと思います。

 反面、一般人の不倫など当たり前すぎて、内心はどうでもいいと思っているのではないでしょうか。

Q.各種の「住みたい街ランキング」では最近、恵比寿(東京都渋谷区)が上位に顔を出すようになりました。堀江さんは恵比寿に魅力を感じますか。また、現在、堀江さんにも住みたいと思う街はあるのでしょうか、教えて下さい。

どこにも定住したくない
だから「住みたい街」といった発想自体がわからない

A.恵比寿は、街がコンパクトにまとまっていて、飲食店も安くて美味しい店が多いという印象です。

 新しい流行を取り入れるのも早いですし、その割に治安も良いので魅力的な街だとは思います。ただ、私は恵比寿に住んだことはまだありません。

 というのも、そもそも私は「どこにも住みたいと思わない」という変わった性質で、そのため現在でも「定住」をしていません。

 そのため、申し訳ありませんが、住みたいと思う街はありません。それは魅力のある町がないという意味ではなく、そもそも住みたい、すなわち定住をしたくないためです。できれば毎日、どこかを転々としながら、生きていたい人間なのです。

 例えば、田舎は長くいると徐々に飽きてくることもありますが、1~2日であれば楽しいですし、食事がまずいと思う海外でも短期間であったら楽しいと思います。

 東京も楽しいですが、やはり東京にずっといると、ぬるま湯につかったようになってしまいます。食べるものも美味しいし、女性も美しい。仕事もそれなりにしやすいので、その反面で、どうしても自分自身の成長が止まってしまいますからね。