環境と立地にこだわった絶好のロケーションに展開するジャパン・トータル・クラブ。会員制リゾートクラブとして、完全会員制を守り続ける確固とした信念を持ち、健康・学習・ふれあいという独自の運営テーマに沿って、豊かなメンバーズライフを提供している。

全室オーシャンビューの「ホテルジャパン下田」。素足のままエレベーターでビーチに出られる

 ジャパン・トータル・クラブ(以下JTCC)の特徴は、メンバーズオンリーの会員制リゾートクラブであるということ。他のリゾートクラブでは、一般客も受け入れつつ、会員は宿泊やサービスを優先的に利用できるというシステムが多い。そのため、不特定多数と「時間」と「場所」を共有することになる。だがJTCCでは、施設のゲートから先は、豊かな時間を過ごすという共通目的を持った会員だけの空間。見学希望者がいても「まずは資料請求を」という徹底ぶりで、セキュリティと信頼性の高さを誇る。そこには、単なるリゾートホテルではなく、社交の場としてのリゾート“クラブ”の理想を追求する、同社の強い理念がある。

左/ビーチが目の前に広がる別棟「ビーチハウス」。右/温泉洞窟風呂からは伊豆諸島が眺められる

国立公園内の
一級リゾート地

 創業は1975年。「会員制リゾートクラブの、まさに草分け的な存在といっていいと思います」と営業推進室の木村臣宏室長は説明する。

 JTCCの魅力は、まずロケーションにある。現在首都圏を中心に8施設を展開しているが、いずれも交通至便な国立公園内の一級リゾート地だ。景観とアクセスの良さを最優先し、創業以来「良いロケーションがなければ絶対に施設は造らない」というこだわりを貫いてきた。

 2012年にオープンした「コーユー倶楽部 山中湖畔サロン」は、敷地内から富士山山頂に太陽が沈む“ダイヤモンド富士”が望める絶好のロケーションにある。“山中湖畔最後の一等地”といわれたその土地を仕入れるため、粘り強く10年に及ぶ年月をかけた。イタリアの高級リゾート地・コモ湖をイメージしたクラシカルな内装とシンメトリーな外観も、雄大な富士の絶景を堪能し、贅沢な時間を過ごすための空間として、理想の設計にこだわり抜いたものだ。

「山中湖畔サロン」(左)は、山中湖インターチェンジから車で約5分。露天風呂や温泉プールからも富士山を望める /「軽井沢サロン」(右)は旧軽井沢銀座に近く、軽井沢駅から続く三笠通りに面している