グリーン周りのバンカーから、「出す」だけでなく、ピンに「寄せる」ためには、ボールを飛ばす距離をコントロールする必要があります。そこで今回は、ガードバンカーからの距離の打ち分け方をレッスンしましょう。

【第57回】アマチュアゴルファーのお悩み解決セミナー<br />Lesson57「軟らかいバンカーはフォローの大きさで距離を調節しよう!」インパクト時のヘッドスピードに差をつけることによって、砂の爆発量が変化して、距離をコントロールできる。これがワンランク上のテクニック

 第1のポイントは、砂の爆発を意味する「エクスプロージョンショット」の最大飛距離を知ることです。サンドウエッジでフルスウィングをして、砂とボールを一緒に飛ばしたときに、どのくらいの飛距離が出るのか。一般的には30ヤード前後ですが、自分なりの数値をつかんでおく必要があります。そして、コース上でピンまでの距離がその最大飛距離を上回った場合は、ロフト角が少ないアプローチウエッジやピッチングウエッジを選択するのが賢明な策です。

 第2のポイントは、バンカーの砂質を見極めて、それに適応した打ち方をすることです。「硬い砂」と「軟らかい砂」では砂の爆発量が異なるため、スウィングを少し変えたほうが距離をコントロールしやすくなるのです。