時代とともに進化を遂げるケミカルビジネス。稲畑産業は、その潮流をいち早く捉えながら、さまざまな業界に多彩なソリューションを提供し続けてきた。技術の進歩やニーズの変化といった“新しい波”を的確につかみ、絶えず変革を起こしてきた同社の原動力は、他ならぬ「人」の力にある。

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稲畑勝太郎 代表取締役社長

 稲畑勝太郎が1890年に合成染料の輸入販売で創業してから126年。

 時代の変化とともに事業分野も変わり、現在は主に液晶や有機ELなどの電子材料、プラスチック、医薬原料、食品、住宅関連資材などを扱う稲畑産業。

 2016年3月期には連結売上高、営業利益、当期純利益で過去最高を達成した(下の図参照)。

海外売り上げが5割以上
グローバル化を積極推進

「合成樹脂事業の好調や円安の影響もあり、全体としては過去最高の数字を達成できました。事業の幅が比較的広く、収益源が多様化しているのが当社の強みといえます」と、稲畑勝太郎代表取締役社長は語る。 

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※現社長の曽祖父に当たる